2019-01-01から1年間の記事一覧

話数単位で選ぶ、2019年TVアニメ10選

shinmai.seesaa.net 新米小僧さん、今まで集計ほか舵取り、ありがとうございました。 「ブギーポップは笑わない」第3話『ブギーポップは笑わない3』 解決編。天使なのかい!というベタさとお前が切り札か!という意外性が小気味良かった。「賭けグルイ××」第1…

2019年12月に観た映画まとめ

ドクター・スリープ ('19 アメリカ/監督:マイク・フラナガン) プロットだけを見るなら前作『シャイニング』のイメージから離れてるし、途中の山場である銃撃戦に至る心理ステップはやや不足と感じたが、メインキャラ二人の人物構築を表現する脚本とホテル…

2019年12月に読んだ本まとめ

神戸・続神戸 神戸・続神戸 (新潮文庫)作者:西東 三鬼出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/06/26メディア: 文庫俳人・歯科医・輸入商とさまざまな顔を持つ著者から見た国際都市・神戸の戦中と戦後の雑多な光景。自分はどこか枯れた空気と乾いた匂いが漂う『…

2019年11月に観た映画まとめ

楽園 ('19 監督:瀬々敬久) 現実に起こった複数の事件を元にしたと思われる小説を映画化。同監督の前作「菊とギロチン」と比べると展開が粗かった(日本の集落共同体では直接的な人狩りリンチの例はあまりないと思う)りして、なるほどインディペンデントと大…

2019年11月に読んだ本まとめ

私たち異者は 私たち異者は作者:スティーヴン・ミルハウザー出版社/メーカー: 白水社発売日: 2019/06/25メディア: 単行本現代アメリカを舞台にして、社会の変容や人間関係の動きを淡々と綴る。表題作は突然オバケとなった男性と孤独な女性ふたりの奇妙な暮ら…

温泉一泊旅行に行った疲れ(無料オプションのカラオケや岩盤浴など非常にテーマパーク的に満喫できたのだが、普段ひきこもりがちなだけに旅行したという事実だけで何日も引きずる)やら、徐々に深まってきた朝晩の冷えやらでまたまた更新に間が空いてしまっ…

2019年9月に観た映画まとめ

ゴールデン・リバー ('18 アメリカ・フランス・ルーマニア・スペイン/監督:ジャック・オーディーアール) 今年は、(え、この映画どこに救いを見出せばいいのかな)と言いたくなるような展開、終幕を見せるものが多かったけど、この作品もかなり難易度が高い…

2019年9月に読んだ本まとめ

夢の本 夢の本 (河出文庫) 作者: ホルヘ・ルイス・ボルヘス,堀内研二 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2019/02/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 「夢」にまつわる記述を、さまざまな時代・場所・様式の書物からセレクトして抜粋した博…

2019年8月に観た映画まとめ

クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代 ('18 イタリア/監督:ミシェル・マリー) クリムトとシーレの没後100年を記念して作られたドキュメンタリー。しかし構成がどうも甘く、芸術・文化面にも科学・政治面でも焦点がぼやける結果になってしまった感じ…

2019秋期のアニメ視聴状況

NETFLIXオリジナルアニメは、テレビの放送クールとは関係なく配信されるので不意を突かれることが多いのだけど、最近はアメリカ人監督、脚本家と日本のアニメスタジオ・サテライトが組んだ『キャノンバスターズ』全12話を視た。ファンタジックなティーンズ向…

子猫たちは箱の中を歩きまわるようになり(自分は見てないが、壁を越えようと後ろ肢でぴょんと跳ねたりもするらしい)、ますます可愛らしさが増しているが、1,2匹は離乳食を少し口にするようにもなってきた。つまり、いよいよ概念から生物へと彼らはこちら…

2019年8月に読んだ本まとめ

短編画廊 短編画廊 絵から生まれた17の物語 (ハーパーコリンズ・フィクション) 作者: ローレンスブロック,スティーヴンキング,ジェフリーディーヴァー,マイクルコナリー,リーチャイルド,ジョー・R ランズデール,ジョイス・キャロルオーツ,ロバート・オレンバ…

秋はなぜこんなにも抜け毛が増えるのだろう。人間にも換毛期があるのかと疑わんばかり。 昨日の休みは主に子猫の入った箱を眺めて過ごした。この前まではあくびを連発していたが、ここ数日はやたら後ろ足をぐーんと伸ばしている。あと数日で箱からの脱走を試…

雨は降るものの、日中も暮れてからも気温は20度前後と安定していて、かなり過ごしやすい。寒くも暑くもないこのありがたさ。 具体的な予定は別にないのだが、最近は職場近くのアパート物件をネットで眺めることがよくある。今よりも諸々とシンプルな暮らしが…

2019年7月に観た映画まとめ

主戦場 ('19/監督:ミキ・デザキ) 少女像をめぐって、日本からやってきた発言者が総じて薄笑いで自分たちの間しか通じない独善的な歴史修正主義以前の女性蔑視コメントを口から垂れ流し、アメリカ人議長から「恥を知りなさい」と一喝される前後の映像を観れ…

子猫誕生からまもなく三週間。標準的に10日前後で眼がそろって開いた四匹は、ほぼ同じ発育ぶり。ここ数日はお互いにじゃれあうような素振りさえあり、毛づくろいの前身のような仕草(余談だがこの子猫が薄い自分の肢先をしゃぶる様子が私は大好きだ)を見せて…

父の命日で菩提寺へ。ここ数日の朝晩の冷え込みで自律神経の調子を崩しており車中は難渋したものの、到着したあとはスッと気分が良くなったのが不思議。それで、亡くなった当日の父の心持ちをあらためて想像しながら、ご住職の読経で手を合わせた。 「闇の中…

「鬼滅の刃」第12巻から15巻を再読。以前に読んだ時は時間に追われていたとはいえ、二回目でもまったく面白さの実感に変わりがないどころか、むしろコマ内の情報度をより深く味わえることに気付く。作者はやはりとんでもなく文化強度の高い環境で育っている…

第54回2019秋調査

アニメ調査室(仮)さんにて開催中。以下、回答記事です。 2019秋調査(2019/7-9月期、終了アニメ、48+7作品) 第54回 01,MIX,x02,ギヴン,z03,フリージ,x04,鬼滅の刃,S05,愛玩怪獣,x 06,手品先輩,x07,闇芝居 七期,x08,グランベルム,x09,コップクラフト,F10,まち…

目も開いてない子猫が、ただウニョウニョと生きている様を眺めているのは、穏やかな川の流れを見ているようなひととき。

夜は完全に近い無風状態で、日中よりむしろ暖かかった。兄が深夜営業のスーパーに行くというので、母と私も後部座席に同乗して、途上にあるマクドナルドのドライブスルーでソフトクリームを買って車中で食べた。おいしいねと言い合うトウの立ちすぎた娘と老…

この二日間、ブログ更新も忘れて新しく生まれた子猫4匹に見とれていた。 四月一日に迷い込んだ美しく若い猫が、ちょうど半年後の十月一日に珠のように愛らしく丈夫なこどもを産んだ。我が家にとって数十年ぶりの"純生"であり、そして最後の仔たちになるはず…

朝も近い今、窓を開けて半そでのパジャマでいるがまったく寒くない。かつて10月頭にはセーターを着て、黄色くなったイチョウを横目にしていたなと思い出すなど。 キンモクセイはよく香っており、ときおり日差しがきつく感じられる時もあれど晴れ具合は気持ち…

映画までの時間つぶしのつもりで入ったネットカフェで「ダンジョン飯」第7巻と第8巻、「宝石の国」第10巻を読む。どちらも高密度なテンションを維持した第一線級の作品なだけに、一冊あたり一時間はたっぷりかかり、結局映画は別の日に持ち越し。ところで偶…

底なし沼のような無力感。例えていえば「グスコーブドリの伝記」の主人公の両親のような気持ちだ。

薄曇りながら非常に穏やかな天気。風がほとんどないため自転車を漕いでいても空気抵抗をまったく感じず、いつもより会社に早めに着いた。そしてキンモクセイの香りがほのかに始まっているのを感じる。いつもながら花の姿は確認できないが。 仕事をさて始めよ…

「ぴったんこカンカン」で周防正行監督が、マックブックを開いてご自身と配偶者である草刈民代さんとの暮らし(睡眠や食事など)ぶりをスケジュール形式で記録されていたのを見て、そうだ今夜から自分も覚え書きを始めてみようと思い立った。ここ数年、取れに…

2019年7月に読んだ本まとめ

恋愛制度、束縛の2500年史 -古代ギリシャ・ローマから現代日本まで- 恋愛制度、束縛の2500年史?古代ギリシャ・ローマから現代日本まで? (光文社新書) 作者: 鈴木隆美 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2018/12/21 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを…

2019年6月に観た映画まとめ

ホフマニアダ ホフマンの物語 ('18 ロシア/監督:スタニフラフ・ソコロフ) ストーリー構成に取りとめがなく、筋を追うのにやや苦労したが、すべては作家として名を成す前の青年ホフマンの心情風景だと思えば、むしろその思い切った企画の高尚さに感心する。…

第53回2019夏調査

アニメ調査室(仮)さんにて開催中。以下、回答記事です。 2019夏調査(2019/4-6月期、終了アニメ、42+1作品) 第53回 01,どろろ,B02,賢者の孫,x03,消滅都市,x04,川柳少女,x05,RobiHachi,x 06,女子かう生,x07,さらざんまい,A08,この音とまれ!,x09,ゾイドワイルド…