2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘリックスの孤児

ヘリックスの孤児 (ハヤカワ文庫 SF シ 12-9) (ハヤカワ文庫SF)作者: ダン・シモンズ,加藤直之,酒井昭伸,嶋田洋一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/12/30メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (24件) を見る長編代表作である「エンディ…

東のエデン 劇場版 II Paradise Lost ('10/監督:神山健治)

単品の劇場作品としては物足りなかったかなとは思ったものの、後味はさわやかなのでこれはこれで佳い。なんたって、一番アクションレベルが高いのはヒロインが別れ際に主人公の腕を取るシーンなのだから、自ずとドラマの主幹は見えるというもの。 まあヒロイ…

来月、22日が今年の中秋の名月。前からやりたかったのだけど、上新粉で団子を手作りし、近場でススキを調達して簡単なお月見を目論んでいるところです。

世界小娘文學全集

世界小娘文學全集----文藝ガーリッシュ 舶来篇作者: 千野帽子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/02/26メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 71回この商品を含むブログ (26件) を見る少女趣味 -ガーリッシュ- な読書というのは題材によるのではなく…

アードマン連結体

アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF)作者: ナンシー・クレス,Stephan Martiniere,田中一江出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/04/30メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (24件) を見る邦訳前作である「ベガーズ・イン・スペイン…

colorful カラフル ('10/監督:原恵一)

ただ一つのメッセージがストレートに伝わる、愚直でありながら稚拙さのない映画。原監督が日本映画界の重鎮といわれ続ける小津安二郎の後継者とする意見に、これまでになく強く共感できる作品でもある。退屈すれすれのシンプルな趣向で作られており、そこに…

うーむ、集中しづらい。頭の焦点が合わない。

38号

先週の金未来杯「クロノマンション」の魅力に遅れて引きずられてるのだけど、最近光ってた読切のもう一つ「KIBA&KIBA」にしろ、シナリオ担当とイラスト(作画)担当が別で→ヒロインと主人公が状況限定で主従関係という二点が鍵。これってラノベ流行の採り入れ…

昨夜は満月。やや赤らんだ昇りはじめの頃、真ん中をジャンボジェットの影が横切る様子が目に焼きついた。

昨日のように遠い日

昨日のように遠い日―少女少年小説選作者: 柴田元幸出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/03/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 8回この商品を含むブログ (35件) を見る少年少女小説傑作編…ではあるけど、どちらかといえば大人がかつての時代を思い返…

屍鬼

OPが良いなあ。エキセントリックでリリカルでアクショナブル。ホラーの皮相まで入ってるから、実に作品の印象を的確に伝えてる。原案小説は未読だけど、原作漫画はフォロー中。空気やリズムが手堅く再現されていてかなり面白い。

ドラマ もやしもん

実写ながら合成アニメ割合もかなり大きいので、大枠でアニメくくり。そういえば看板ヒロイン役のスタイリズムをアニメ映えを意識したものにするなど、枠の先輩である(こちらは実写合成ありのアニメ)「空中ブランコ」でのノウハウが踏襲されているようでもあ…

朝晩は少し涼しくなってきたのでぽんぽんの調子やや崩れてきたなう。腹巻プリーズ!

聖闘士星矢 THE LOST CANVAS

聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 vol.1 [DVD]出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)発売日: 2009/06/24メディア: DVD クリック: 6回この商品を含むブログ (14件) を見る往年の大人気漫画を別掲載誌で別漫画家が外伝連載という異例の成り立ちの作品をOVA化。…

ゆでガエルの理論に完全にハマってるな。まあ物心ついた時からの話なんだけど。そういう時、自分は「忠臣蔵外伝 四谷怪談」の最後のセリフを思い出すようにしてる。

36・37号

河下先生のヒロインポスターは、ハマってるキャラはやはりとても可愛く魅力的なんだけど(ヒメコとかリコとか…ショートカットキャラの方が?)、作中スペックと違いすぎてたり(雨宮のとある部分)、特徴がなさすぎるために似てなかったり(SWOTヒロイン)、元ネタ…

暑すぎて何もできねえ。冬はたまらずストーブ使ってるんだから、夏だって冷房をふつうに活用すればいいんだけど、低体温人間の意地なのか妙に抵抗を感じるという…

第17回2010年夏調査(付記)

すでに追加調査の対象から時期的に外れている「喰霊 零」の評価をタイミングを借りて。 「喰霊 零」A:バンクが大半の総集編の使い方に端的に表われた構成の確かさ、趣向を凝らしたアクション演出に応えた作画の安定、そして少女二人の愛情と確執を1クール…

「四畳半神話大系」と「さらい屋五葉」、ともに視聴完了

どちらも、序盤ややダルく、後半に折り返した辺りで妙味が最高潮に増して、そして揃って不完全燃焼気味さがやや惜しい終わり方をした。(ラスト付近で急にBL濃度が増したのも一緒だ) 「四畳半神話大系」は、湯浅監督のオリジナリティの源泉であるところの“存…

第17回2010年夏調査

アニメ調査室(仮)さんにて開催。以下、回答記事です。2010夏調査(2010/4-6月期、終了アニメ、22+4作品)01,薄桜鬼,z 02,B型H系,z 03,くるねこ,z 04,kiss×sis,z 05,WORKING!!,z 06,ご姉弟物語,z 07,デュラララ!!,x 08,Angel Beats!,x 09,さらい屋五葉,A …

土曜日の帰宅時に、それぞれ逆方向からの花火大会が数分見られたのは面白い体験だったなあ。ちょっとしたナツ充になった。会場に赴くのもいいけど、開けた場所で遠く離れて眺めるのもオツなもの。ただ、個人的には周りに人がいない方がいいな。

代表質問 16のインタビュー

代表質問 16のインタビュー作者: 柴田元幸出版社/メーカー: 新書館発売日: 2009/06/19メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (20件) を見る村上春樹との長めの対話が印象的。双方、スタンスに共通するところがあって認め合っているという感じ…

アイロンと朝の詩人 回送列車III

アイロンと朝の詩人―回送電車〈3〉作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (33件) を見る単にこちらの気のせいかもしれないけど、エッセイ文体がだんだんこなれてきている気がする。終盤近くに収…

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい('09/監督:京田知巳)

一般的評価がいかほどのものになるか、計りづらい作品になっていてちょっと困惑。コンパクトにまとめあげる必要があるTVシリーズからの再構成スタイルだけに、アネモネに顕著なキャラクターからの神経症描写の削除のみが、忌憚なく薦められるポイントか。と…

夜の9時に31度越してたのには驚いた。

「喰霊 零」視聴完了

百合アニメ、漫画原作の前章扱い=宣伝目的があからさまなコンテンツ --といった自分の先入観を軽くふっとばしてくれる佳作であった。時にはコメディ回を挟みつつも、全体を貫く死の不穏な匂いに揺らぎがなかったのは、構成における並々ならぬコントロールの…

喋る馬

喋る馬(柴田元幸翻訳叢書|バーナード・マラマッド)作者: バーナード・マラマッド,新井敏記,柴田元幸出版社/メーカー: スイッチパブリッシング発売日: 2009/09/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (17件) を見るユダヤ人である…

天来の美酒/消えちゃった

天来の美酒/消えちゃった (光文社古典新訳文庫)作者: アルフレッド・エドガーコッパード,Alfred Edgar Coppard,南條竹則出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/12/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (22件) を見るこれもまた、知…

自分は悲観的に生まれついたものだから、ほぼ常に死について思いめぐらしている。しかし最近気付いたのだが、冬の死の予感は観念的であり、本来は生命の盛りであるところの夏に含まれる死の感触の方が、ずっと身体的であり即ち実体的なのである。そこで初め…

35号

スケダンはもう三周年ですか。別にけなす意味でなく、いつまでもルーキー枠なイメージがある。 ナルト:九尾封印や忍術の設定にいつも以上についてけなくてせっかくの主人公親子エピソードに感動しそびれたのは、我ながら口惜しい。ワンピ:先週のビビのレス…