2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

青い文学シリーズ「走れメロス」

前後編仕立て。ヨーロッパの古い小話を翻案した演劇のシナリオ執筆を依頼された作家が、その内容とかつての親友から受けた裏切りとを重ね合わせて煩悶する…という内容。主人公を太宰自身とはしないことで、テーマの普遍性を高めるとともに劇作の入れ子状態を…

ゴースト・ストーリー傑作選

ゴースト・ストーリー傑作選――英米女性作家8短篇作者: 川本静子・佐藤宏子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2009/05/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る19世紀後半から20世紀にかけて、英米では主にクリスマス…

なぜかいまさら「ロザリオとバンパイア」のOP(1つめの方。前奏とかメロンソーダのカットに代表される80年代的てんこ盛りテイストがたまらん)にハマったけど、iTSに入ってなくてがっかりした。水樹奈々女王の楽曲ぐらいもっと揃えておいてくださいよー

8号

スケダン小学館漫画賞は“なんでアニメ化もしてない今なんだろう感”がある。今号の中堅連載カラー攻勢と合わせて、ジャンプ編集部の焦りからの要請みたいなものをちょっと邪推しちゃう。 PSYREN:連載初回以来二度目の巻頭。雨宮がメガネ外してるのはライズ設…

金髪さん再び戦場(という名の商圏)へ

ガンダムUCのPV見てて思ったけど、富野系において金髪ヒロインはやはり特別に象徴的。「姫」と呼ばれる(ただしその出自は到って“人工”)高貴という1。護りたくなる危うげな行動力というアンバランスの2。硬さの多い表情が誘う敬い転じて母性社会志向の3。それ…

「アバター」3D上映に行きたいけど、90分くらいでないと気分悪くなりそうでやたら不安なんじゃよ…

青い文学シリーズ「こころ」

原作の追想章(老成して「お嬢さん」と穏やかに暮らす「先生」が主人公の青年にあてた手紙という内容)のみを抽出し、なおかつ「先生」と「K」それぞれの「お嬢さん」像を軸として対照し同じ時間軸に身を置きながらも違う心象風景をつむぎだす孤独さの由来を演…

青い文学シリーズ「桜の森の満開の下」

「バジリスク 甲賀忍法帖」でも思ったけど水樹奈々の発声は時代劇がよく似合う。しかしなんという昭和エログロ世界。作者のスタンスまで測った変化球の仕上がりは、キャラクターデザイン担当の久保帯人のケレン味重視作風とも響きあって、ミュージカル演出に…

読むので思う

読むので思う作者: 荒川洋治出版社/メーカー: 幻戯書房発売日: 2008/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (33件) を見る詩人であるゆえの言葉へのこだわりと、大学で講義を担当する知識の豊富さ、読み手への目配りが過不足利い…

戦う司書#17「帰還と出会いと燃えあがる緑」

新OPはアップテンポなサビを持つ曲に合わせて、また後半戦に突入した事も合わせて“燃え”演出が目立つ。見得切り演出がやや多くなったのは、演出・絵コンテ担当の中原れい氏(個人的にはOUTイラストレイターであり90年代OVAの顔の一つなヒト)の味。しかしこの期…

クリップ型ヘッドフォンを初めて装着。段々痛くなってくるような、そうでもないようなで感覚が止まるあたり、人間工学利いてますねー

7号

「ギャグマンガ日和+」宣伝ページの画像見てると、前シリーズより処理が丁寧になってる(「銭湯に行こう!」回の湯気)みたい。旧作も混じえるかわりに新作回のクオリティを上げてみる試み? 黒子:巻頭カラー。人気投票募集開始。番号1から7ぐらいまでは認…

秘密結社鷹の爪 カウントダウン

当地でも放映終了。もしかしたら年末の編成変更のために一話分見逃していたかもと思ったのは、突然鷹の爪団が仲違いしてたから。総統が居着いていたネカフェ(『三日間固形物をたべてないんじゃ』は笑ってしまった。無料朝食サービス無い店か)のレイアウトの…

最近、短期天気予報よく当たるじゃん… 気象○にはめずらしく。

2010.2月号

そろそろ区切りつけよっかなーと買うの迷ってたけど、ミサワ先生新連載の好感触にふれたので一週間遅れで買いました。 迷い猫オーバーラン!(原作:松 智洋/漫画:矢吹健太郎):非アクション系ラノベ原作、ヒロインズの顔の区別がつかない系という二重の鬼門…

数十分刻みで変わる天候、数時間ごとに変動する気温という西高東低ぶりに嫌気がささないといえば嘘になるものの、しかしこれこそが自分が物心ついた時から知る(後者は微妙だが)冬の姿。温暖化ちょっと揺り戻した? …積雪量についてはやはり見る影もないけど…

青い文学シリーズ「人間失格」

浅香守生監督らしい、優しいヒューマニズム視点のほの暖かさが感じられる丁寧な演出。夏の気の迷いから始まった葉チャンの転落は冬に頂点を迎える。もはやそこに逃げ場はなかった。悪友・堀木が世間一般を代表したかのように「人が人でなくなる食い合いの時代が…

寒いと一日のほとんどを寝てすごす。それが許される休日に限って。

戦う司書#15「少女と少女と神の寝床」

サブタイトルで何度も『少女』とミレポックとアルメの若さという名の純真を強調していた意味がじわりと効く、苦いというには乾きすぎた結末。世界の矛盾と理不尽に悩みながらも前を進むと決めたことでミレポックの方が先に迷いから抜けた。あとは手段あるの…

わんわんわん

が年明けそうそうつまらなかった件

自分的には、少しは編集の方向性を見せてほしいって感じ。なんだかここ数ヶ月の傾向は「広く浅く」としか読者層をとらえてなくて読みごたえがないのです。突然ですが、定期感想更新を取りやめたく思います。いつも読んでくださってる方々には、失礼をいたし…

昨夜は七草がゆセットをスーパーに行って買ってみた。意外に青臭みもなく美味しくいただきました。

5・6号

あ、来週も休みなのね。…その間にスクエアを買い続けるかどうか考えておきますわ… ブリ:母さん、平子の言ってる事ぜんぜんわかんないわよ?! …上下左右逆まではなんとか。黒子:主人公の部のレベルしょぼっ! そして次号まさかの一周年。この漫画のステル…

「川の光」ようやく視てるけど、野ねずみたちが住みかを追われそうなあたりでもうギブ気味… おとうさんの健気さが特にきつい。平野綾のボクっ娘犬はなかなかの破壊力。

ぼくの妻はエイリアン

僕の妻はエイリアン 「高機能自閉症」との不思議な結婚生活作者: 泉流星出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/09/29メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 15回この商品を含むブログ (36件) を見るあとがきまで読むと一つのサプライズな仕掛けがある…という書…

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲('01/監督:原恵一)

二度目の鑑賞。ちなみにどちらもTVスペシャルにて。ちょっと前にみた同監督の「戦国大合戦」よりもしんちゃん一家の活躍度が高くて、それでいてゲストキャラへの共感の誘い方も自然で、なるほどシリーズ最高傑作の呼び名は伊達じゃないなと再確認。何が一番…

あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいいたします。