2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

リップヴァンウィンクルの花嫁('16/監督:岩井俊二)

主人公である非常勤講師の20代女性の行動の隙の多さっぷりに、物語前半にはツッコミしかない。しかし彼女の精神が両親の不仲からくる複雑な家庭環境や、変化の速い社会状況に長い間じょじょに追い込まれていった事は展開の中で十分に伝わってくる。ネット結…

有情・余情・風情の旅へ

2006年に(株)浩気社の発行、非売品のアンソロジーで北陸三県を題材にした小説家、エッセイストの小品で構成されている。テンションが総じてなだらかな印象が、実に富山・石川・福井の持つ雰囲気と合致していて心地いい。内容が特に記憶に残るのは、宮脇俊三…

この8月は鬱々とした期間になった。家族の問題、仕事の状況、かててくわえて自分の老いへの認識。…まあごまかしなだめすかしつつやっていくしかない。それは前から分かってる。後退戦よーそろー!

歩道橋の魔術師

歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス)作者: 呉明益,天野健太郎出版社/メーカー: 白水社発売日: 2015/04/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (111件) を見るかつて台湾の都市部に実在していた、広大な敷地に経ち、雑居ビルと団地が合体したような「中華商…

朝顔が咲いてるのを見かける時期が、去年あたりから遅くなったように思うけど単なる観測範囲の問題かな。

2016夏期のアニメ視聴状況

「ベルセルク」(BS-TBS) 「91Days」(ニコニコ動画) 「タイムトラベル少女〜マリ・ワカと8人の科学者たち〜」(ニコニコ動画) 以下は前クールよりの継続 「マクロスΔ(デルタ)」(BS11) 「クロムクロ」(BS11) 「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」(…

だるい。ひるさがりからゆうがたにかけてがとくに。

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件('15 イギリス・アメリカ/監督:ビル・コンドン)

ミステリー部分は焦点がぼやけているように感じられて、ただただイギリスの田舎風景と屋敷の温かみのある内装、子役(マイロ・パーカー)の演技力と庶民的で自然な愛らしさが印象に残った。映画としては、まあそれだけでも鑑賞できたといえるかも。

無意味の祝祭

無意味の祝祭作者: ミランクンデラ,Milan Kundera,西永良成出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/04/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見るエッセイのような小説。現代社会の軽薄な無意味さをいかに受け止め、それだけでは足りず愛さな…

鏡の国のアリス

鏡の国のアリス (角川文庫)作者: ルイス・キャロル,河合祥一郎出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/02/25メディア: ペーパーバック購入: 4人 クリック: 20回この商品を含むブログ (14件) を見る訳者解説によると、前作「不思…

老化の感じ方がいよいよ加速度的になってきた…ぞい!