2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

バン、バン! はい死んだ

バン、バン! はい死んだ: ミュリエル・スパーク傑作短篇集作者: ミュリエル・スパーク,木村政則出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/11/06メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (23件) を見るごく最近になって関連書籍が複数出てい…

まあ2月には、必ずドカンとした積雪があるってのが北陸地方のセオリーでして。さてさて。

第31回2014年冬調査

アニメ調査室(仮)さんにて開催中。以下、回答記事です。2014冬調査(2013/10-12月期、終了アニメ、35+6作品)01,メガネブ!,F 02,COPPELION,A 03,殺し屋さん,z 04,みにヴぁん,z 05,ぎんぎつね,C06,境界の彼方,F 07,WHITE ALBUM2,x 08,ガリレイドンナ,z 09,のん…

「ワルキューレロマンツェ」全12話視聴完了

風車が郊外にあるヨーロッパ中世の趣を残す街が舞台ということで、優雅さと風通しのよさがどちらも心地よい作品で推移した。さらに競技にそれぞれの姿勢とモチベーションで打ち込む少女たちに重点を定めることで、18禁ゲームという従来の枠に捉われないスト…

お互いに老けたせいか、兄たちとも会話が普通に成立することが増えた。近い未来の不安ごとを口にしてみたら、具体的にそれがあまり根拠がないことだと分かる返しをされて、何事も話してみるものだなと珍しく感じることができた。

魔法戦争

非常にシンプルなタイトルだが、内容や人物造形も同様で、つまり「魔法を使って抗争する高校生たち」を立てるための世界設定に斬新さを求めず、「主人公が複数の女子キャラにやたらと構われる」ライトノベルのお約束に安定感さえ持てば、オーソドックスに視…

二十四節気でいうところの「大寒」を過ぎたころ、陽光がすこしずつ明るくなっていく。うまいことできてる。

絶望

絶望 (光文社古典新訳文庫)作者: ウラジーミルナボコフ,貝澤哉出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/10/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見るナボコフがロシア語を用いて書いた初期の長編。自分と瓜二つの男を身代わりとしての保険金詐欺を目…

そろそろ春の兆しが出てくるから、気をゆるめすぎないようにしなきゃあー

世界征服〜謀略のズヴィズダー〜

家出少年である主人公が、中学の同級生とコンビニの入り口で鉢合わせしてから、少しずつ戒厳令の発動するズレた世界線へ入っていく演出の手並みが鮮やかというか滑らかすぎて、そこから幼女指導者がカリスマを発揮する装甲車を前にしての演説まで時間があっ…

油断は禁物なれど、今年の冬は根雪なしでやり過ごせそう。

ムーンライズ・キングダム('12/監督:ウェス・アンダーソン)

古い新聞カートゥーンのような趣を全編に施した(画面はつねに夢のなかのような淡い光源に照らされている)、信じられないくらいにキュートな少年期映画。ファンタジックであるがファンタジーでないのは、アメリカ本土から切り離された島という舞台設定、迫る…

ノブナガ・ザ・フール

戦国時代+異世界ファンタジー+ロボットアニメ。2話まで視聴。女子向けゲームなどでありがちなキャラクターデザイン、それと世界観の説明をセリフに頼っているなどで第一印象はあまりよろしくない。二重世界ならではのファンタジー要素のこれからの表現、ない…

今期の視聴アニメ数もキャパやや超えー

妖怪ウォッチ

2話まで視聴。複数本立てのオムニバスだが、その数や各々の長さはまちまちになるようなのが珍しい。腕時計型アイテムを用いて見つけた妖怪を知り、友人関係を結ぶことで生活トラブル時に助力を得られるという基本プロットは「ポケットモンスター」的だが、ギ…

ウィザード・バリスタース〜弁魔士セシル

魔術師が一定数存在する世界観に、法廷ドラマ要素を注入した美少女17歳弁護士奮闘記アニメ:アクション多め。フックが非常に多いが、上手く整理されているためかプロット自体は単純なせいか、ストレスなく視られる初回。ヒロインの性格に嫌みさが感じられない…

この季節に、満月の前後3日間とも晴れてたなんて滅多にない僥幸。

とある飛空士への恋歌

架空の土地、独自の技術で綴られるファンタジー・アクション青春ドラマ。少年も少女も主人公双方がややエキセントリックに感じた初回ではあったが、それにより異世界感が引き立てられた効果があった気もする。自転車に相乗りしているうちに霧が出て、浅い水…

真に冷える朝って晴れてんのな…10時前でも氷や霜が融けてないのを横目に行う自転車出勤の道のりの長く感じられることといったら。

竜との舞踏3

竜との舞踏 (3) (氷と炎の歌 5)作者: ジョージ・R.R.マーティン,George R.R. Martin,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る終盤に至っても時間軸の目盛りがさほど進まなかったのはやや拍子…

ノラガミ

神を自称するみすぼらしいジャージ少年とプチブル階級の女子中学生とのボーイミーツガールな出だしに八百万信仰を絡めることでファンタジックな味付けに仕上がっており、人物のみならずイエネコまで端整に作画されたBONESアニメらしいルックスのよさはまずは…

鬼灯の冷徹

原作既読。日本画のニカワ絵の具のような粘り気を感じさせる色彩設計など、雰囲気の再現は頑張っているが、その分アニメライズの新取性は期待できなさそうな感触。間口が広いことは悪くないが、自分としては録画してじっくり視るタイプではなく思ったので録…

スペース☆ダンディ

「キャプテン・フューチャー」や「うる星やつら」のビジュアルを想起させられる。…という事はつまり70年代海外SF実写作品の三次的オマージュぐらいにあたるコンセプトであり、コメディとアクションを織り混ぜたドラマツルギーは70年代後半から80年代にかけて…

最高気温が1度の日は基本的に外出は避けたい。

バディ・コンプレックス

老舗サンライズによるオリジナルロボットアニメ。一見地味なメインビジュアルから、期待は特になかったが、その分に増して正統派なSFマインド(自分ならこの初回のサブタイトルは『未来から来た少女』にする! あ…ネタバレるか)が面白く、かつ高揚した。暫定今…

ノブナガン

ときに補色をあえて全体に用いる色彩設計やハイコントラストな影付け、キャラクターデザインからは原作者である久正人への堅実なリスペクトが漂っており好感のもてる初回だった。ただし「SHERLOCK」以来の流行であるポップアップ・テロップの多用はうるさく…

「COPPELION」全13話視聴完了

設定考証がいまどきのアニメ基準からみると少々雑だったが、そうなると原発にまつわる固有名詞がある程度ボカされていたのは作品スタンスとしてかえって整合性が取れていたかもしれない。私は大胆なセッティングのSFがシーズンにひとつは視たいという嗜好の…

わ、また一週間間が空いた!

「夜桜四重奏〜ハナノウタ〜」全13話視聴完了

最終話はキャラをリアルにとらえたアングルの数々や自由な発想のエフェクト、なぜか80年代調タッチなヒロインたちの表情といった独自仕様が目に付いた。ドラマ面では、シリーズ構成の整合性よりも、人間も妖怪も半妖も受け入れる住み善き街としての『桜新町…

「ミス・モノクローム-The Animation-」全13話視聴完了

最終話、黒い夜空に舞う白い雪。双方の織り成すコントラストが、街頭でひたむきに歌うミス・モノクロームを無視して過ぎ去る群衆のデジタルな反応とイメージが重なり、相対的にアンドロイドであるモノクロームの醒める事のない魂が浮かび上がる。きれいなラ…