2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

加害者家族

加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)作者: 鈴木伸元出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/11/27メディア: 新書購入: 12人 クリック: 200回この商品を含むブログ (27件) を見るつかみとなっているくだりが強烈だ。ある日突然、夫が連行される。拘留が何日も続くが…

Peace('10/監督:想田和弘)

http://peace-movie.com/ 日常的な穏やかさで満たされたドキュメンタリーだが、そこにあるのは、知っているのに知らない日本の現実の姿。ゆえに特に海外の人たちに観てほしいと思う作品。赤字運営でしか成り立たない福祉タクシーを毎日動かす想田監督の妻の…

今年は台風の影響からくる冷え込みのせいで、一週間ほど前にもうコタツが居間に組まれた。そのさらに一週間前は30度超えの真夏日連発だったんだよな…

怪談

怪談作者: ラフカディオ・ハーン,ヤン・シュヴァンクマイエル,平井呈一出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2011/07/21メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (9件) を見るヨーロッパ民話やアメリカ西部劇を題材とした旧世紀の版画…

伝奇集

伝奇集 (岩波文庫)作者: J.L.ボルヘス,鼓直出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1993/11/16メディア: 文庫購入: 32人 クリック: 158回この商品を含むブログ (168件) を見る小説家ボルヘス初期の短編集。収録されている最初の数編が偽書について述べる手法の作…

唐突に、秋の嵐。季節感はいずこ。

「BLADE」全12話視聴完了

息子を殺されたディーコン・フロストが二次被害ともいえるような人間社会からの阻害により吸血鬼のみならず世界全体を憎むようになったという過去描写が活きることで(ただしシリーズ中盤に構成を置いた方がよかった気もするが)、元は人間でありながらそれを…

「輪るピングドラム」のようなクオリティが高い直感型演出アニメがテレビ放送で視られる幸せをがっつり噛み締めております。

スティーヴ・フィーヴァー

スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)作者: グレッグ・イーガン,ジェフリー・A・ランディス,メアリ・スーン・リー,ロバート・J・ソウヤー,キャスリン・アン・グーナン,デイヴィッド・マルセク,…

そういえば20代半ばから、九月が好きになった。たとえば海とか行っても落ち着いていていいよね。

「NO.6」第5話『冥府の天使』

尺の短さが災いしてか、どうも世界観の狭さが息苦しかった本作だが、視点を別コミュニティに留学中の沙布に移すことでようやくドラマに広がりが生まれた印象。一方、当初からのライトモチーフである紫苑とネズミの同性愛的関係にも内的事情と外的条件それぞ…

残暑きついな。でも夏がまだ続いてるみたいなのはちょっとだけうれしい。

NO.6

おそらくは近未来の高度管理社会。エリート教育を受ける少年と非合法潜入で追われる底辺の少年とが出会う…という初回。第1話は、後者の担当である「ねずみ」の登場の予感だけで済ませておいた方がなめらかに物語世界に入り込めたかもしれない。と、思ってし…

台風がゆっくり、自転車並の時速で日本列島の中心を横切っているのだそうだ。当地にもまもなく最接近という宵のうち、それでも空気はどこかすっと天井が抜けていた。「ああ、これから夏なのだ」とふいに梅雨明けと錯誤して内心ひとりごちるが、しかし暦はす…