アードマン連結体

アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF)

アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF)

邦訳前作である「ベガーズ・イン・スペイン」より更にこなれた印象が全体にある。中年期の主婦を主人公に据えた『ナノテクが街にやってきた』や『進化』が最も作者のメインテーマに近いように思う。非機能家庭における子供の内面というテーマの『マリゴールド・アウトレット』も焦点は別だが同様に。