2014-01-01から1年間の記事一覧
休日のほぼすべてを、疲労回復に費やすと遊びの外出をする時間と気力、体力など残ってないと言ってよいのだった。若さをうしなうってこういう事か。
放映前に、主人公組の前向きさあふれるキャラクターデザインや主役ロボットのマッシヴな印象に自分には向いてないかもという予感は持っていたが、その感触はけっきょく最後まで続いた。それでもなぜ視聴を続けていたかといえば、全話の脚本を担当した榎戸洋…
シリーズの途中からは、BS放送より少しだけ早く視ることができるニコニコ動画の公式配信の方に自然と移っていったのだが、雑多なレスポンスが邪魔にならずほどよいスパイスとして味わえていたのは、この作品が単純なサスペンスアクションではなく、ギャグ要…
夏痩せにともなって免疫力が落ちるのか、ダニなどの虫の活動が盛夏よりむしろ初秋にさかんになるためかはわからないけど、昨年に続いて背中などがポリポリかゆいのだった。
ロンドンでルームシェアする俳優志望のウィズネイルと『僕』。調子はいいが意気地がなくトラブルが起これば『僕』に矛先を転嫁しようとするウィズネイルとの腐れ縁は、彼の叔父の別荘での田舎暮らしを境に変質していくこととなる。それは酒とドラッグにまみ…
「変態」と書いて「メタモルフォーゼ」と読むのが正式名称。その名のとおり、事物のフォルムが変化していくアニメーションの形式を純粋に楽しむ抽象に寄った系統の中短編11作で構成されているオムニバス。 自分にとっては全員が初めて知る監督だったが、若手…
九月はじめの晴天の爽やかさは、最高というしかない。刈り入れされた稲田の香ばしさが風にのって窓から入ってくる。
ヤコとポコ(1) (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!)作者: 水沢悦子出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2014/05/08メディア: コミックこの商品を含むブログ (9件) を見る既巻1冊。若い少女漫画家のヤコ、そのアシスタントロボットのポコ。AIが…
ラストシーン、もち蔵が感極まって片手でうつぶせた顔を隠すようにする仕草。それはテレビシリーズの中盤でみられたものと同じだ。時の流れで変わっていくものとずっとそこに在りつづけるもの。ゆったりとした演出をテレビシリーズから維持しつつ、主人公た…
先週末に、10km先の会場で行われていた花火を遮るものがない帰り道で眺めることができた。周りに誰もおらず、虫の音だけが聞こえる。そんな楽しみ方がむしろ自分には向いているのかもしれないと気付いた。
まずは新番組勢から。 「白銀の意思 アルジェヴォルン」(BS11で視聴) オリジナルロボットアニメ。作画がすでに怪しい回もあるが、人型ロボットが運用される世界ながらミリタリー色が強く、反面では主人公のキャラクターのジャンルにおける正統性が高いなど、…
炎天下に買って寄り道した間に傷んでたカレーで腹痛起こしたり、エアコンと薄着で冷やしすぎたためにダルさが臨界点超えたりと、例年体調を崩しやすい盛夏が到来。ことしは何事もなく、過ごす!
ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫SF)作者: ロバート・フランクリンヤング,Robert F. Young,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/10/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 59回この商品を含むブログ (67件) を見るロマンティックな中にも着想…
バルテュス回顧展を京都で観てきた。『コメルス・サンタンドレ小路』のような緊張感に満ちた作品も来ていてほしかった気もするが、少女をモデルとしたものや風景画を中心に構成することで、バルテュスの古典に倣ったマチエールの柔らかさ、構成力の確かさか…
根っからの文系のためのシンプル数学発想術作者: 永野裕之出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2013/11/08メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (5件) を見る数学の問題を解けるようになるための本ではなく、数学を学ぶという姿勢に興味を…
ヘイトスピーチ 表現の自由はどこまで認められるか作者: エリック・ブライシュ,明戸隆浩,池田和弘,河村賢,小宮友根,鶴見太郎,山本武秀出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2014/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見るアメリカやドイツ、イ…
この新盆の頃の、うすぼんやりとした暑さが好きだ。
アニメ調査室(仮)さんにて開催中。以下、回答記事です。2014夏調査(2014/4-6月期、終了アニメ、35+5作品)01,ニセコイ,x 02,蟲師 続章,F 03,弱虫ペダル,B 04,神々の悪戯,x 05,監督不行届,x06,悪魔のリドル,B 07,星刻の竜騎士,x 08,棺姫のチャイカ,x 09,シドニ…
はい、日中に体に籠もった熱が寝る前になっても抜けない季節になってしまいましたー
部活に入らず友人もいなかった内向的な主人公が、高校入学を機に自転車レースと出会い、仲間との共同作戦に力を尽くすようになるまでを描いた第1シーズン。次作放映の報がすでに流れていたとはいえ、最終話ではエピソードに一区切りつけてほしかった気がす…
消しゴム (光文社古典新訳文庫)作者: アランロブ=グリエ,Alain Robbe‐Grillet,中条省平出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/08/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見る不可思議な殺人が起こった運河の街を訪れた若い捜査官の陥る迷宮。フラン…
そもそも天の川と呼ばれる星の集まりを視認できたことないんだけど、肉眼で見えるもんなんすか?
最初に一つ、心動かされた点を上げておくと、物語の狂言回しの役目をダ・ヴィンチから引き継いだ形のミツヒデが、まるで舞台のスポットライトを浴びる俳優のように朗々と自分の星回りを謳いあげる終盤のシーンは、独自の宿命論を真正面から取り上げていてな…
順当に盛り上がるドラマを見せる脚本、その意図を汲みながら存在感を発揮する演出という足並みの揃い具合は、視ていて胸が熱くなるような印象を受けた。少女たちの未熟さとそれにともうなうひたむきさとでくみ上げられた、トランプカードの城のような世界観…
隔絶された環境に暮らしてきて、自分自身をよく知らない状態で世界(そこでも一種の閉鎖環境だったのは皮肉な話だが)に飛び出してきた主人公、長道にごく自然に好感を持てるシリーズ構成の仕事が鉄板並みに堅実だった。戦闘も旅程もまだまだ途中という終わり…
七夕あたりがちょうど梅雨のピークなんだよなあ。ほんとに当日に星空を拝めた記憶がない。
トータルで30エピソード視てきたわけだが、各話監督や脚本家の傾向がなんとなく分かってきた気がする。とにかく原作の空気を再現するディレクター、ヨーロッパ映画のように格調と余韻を付け足すライターなど、OPアニメ時にクレジットを確認するクセが付いて…
麦茶うめー。なんだか段々茶葉のミネラルの旨味が分かるようになってきた気がする。
同級生が全員、ヒロインを狙う暗殺者というシビアな設定ながら、高級感のある寮での生活はじめ、下品さがまったくない雰囲気が徹底されており、その異化効果によって“思春期の日常は見かけほどラクじゃない”という隠れたテーマ性があぶりだされていたように…
もうすぐ海開きのシーズンだあ。津野裕子の名作「岩波くんと白玉」シリーズを読みかえさねば。(そして海水浴には行かない)