アサギロ
既刊28巻。以前からぽつぽつと掲載誌で読んでいたが、配信サイトでまとめて読むと印象というかテンションが変わった。
新選組とはついこの前までの若者たちの右往左往の記録なのだ。
近藤勇の愛すべき凡人ぶりが現実の周囲に心当たりがあり物悲しくなる。
線場のひと
同性愛の相手として意識しあった二人の女子高生が、太平洋戦争の
終戦のあおりをうけてそれぞれに苦難の道を歩む。そこに二人のマイノリティ属性を持った米兵が絡むというストーリー。さらりとした線だが描写に湿度が高く、じっとりとした圧力に満ちた雰囲気が素晴らしい。下巻でははたして彼女たちは再会するのだろうか。
頂のリヴィーツァ
未発達な少女の肢体が描きたくて仕方がない作者の衝動が、凝った設定のファンタ
ジー学園サバイバルミステリーというガワに封印されている今いちばんスリリングなウェブ連載漫画。いにしえの
ロリコン魂が令和によみがえった。刮目せよ。