生活保障

生活保障 排除しない社会へ (岩波新書)

生活保障 排除しない社会へ (岩波新書)

高い税率と引き換えに手厚い国民保障があるとされるスウェーデンの取り組みやその現状への考察をもとに、日本のセイフティネットやライフキャリア制度に無い発想を探る。データ提示の豊富さや聞きなれない専門用語の頻発から予想される分かりづらさを極力廃してあるため、密度の濃い内容のわりには読みやすい。将来の政治への具体的要望が湧いてくるような気分で読み終えた。日本の為政状況に疑心しか持てなくて鬱々としてる人に特にオススメです。