37・38合併号

最近、集合表紙系企画ではルフィ・ナルト・一護の三キャラがチビチビ化することが多い印象。
<新>バクマン。(大場つぐみ小畑健):主人公の叔父さんがラッキーマンそっくりな漫画を描いていたり、10週打ち切りレースをセリフ上で説明していたりと色々とブッチャけてきたなという印象。でもこれが描きたいんだといった熱気みたいなものの片鱗は感じる。ただ、一生食ってける漫画家は10万人に一人とか志望者じゃない母数入れてどうすんだとは部分的にちと気にかかった。キャラ描写は醒めた今時っ子の中の親しみやすさが演出上で上手く出てたと思う。ヒロイン(能登麻美子で脳内再現)の美少女ぶりはわりと桂正和調。NARUTO香燐のもだえにしろ、八尾の冷静な敵チーム分析にしろ、通常時のキャラ付けから浮いているその平板さがなんとも本作だなあという感じ。そういう一種のクールさがあるいはライト層にウケるのかなあ。こち亀民宿でふとん並べてボルボとともにいつものかっこで横たわる左近寺という1コマが嫌すぎる件。リボン:扉絵のひょろり体型水着女子中学生二人のすばらしさに本編かすみまくり。この京子ちゃんの、ハルとくらべて考えてることの読みにくさ加減がキャラの芯つかんでる。ディグレ:ああたぶん生き… サイレン:2009年に隕石衝突、2010年に新聞発行停止という近未来ぶりがこわすぎる… アゲハの第一話以来の厭世観演出がこのタイミングで再出したのも気になる。瞬きの増える星空のイメージ… ラスボスの正体に関係してそう… ブルアー:危機の時は皮膚の薄く敏感な内腿の肌に触れるのも止むを得ないんですね、わかります。ジャガーさやかちゃんがせっかく誘いにのってくれたピヨ彦千載一遇のチャンスをここまで粉砕…ジャガーさんあんたまさか。<読切>べるぜバブ(田村隆平):作者名に見覚えはあれど前回掲載作が思い出せない。第4回金未来杯第一エントリ。ヤンキーオカルトコメディというか。少年誌らしいノリでその意味では素直な作品だなと。あとはキャラデザインにもうちょっとコクというか特色があったらなと。地獄メイドはまあまあだけど主人公の印象がアゲハに似すぎ(サイレンアシだって一目で勘付くレベル)。
小畑絵が載ってるとやっぱりバリュー感がある。ところでジジィ結婚してくれ!(ちょっと薄汚いところがたまらない)と思ったけど既に故人だった件…ガ…大場先生シビアすぎ。死因が親戚にも怪しまれてるとかもうね…