いつもながら個人的な興味マッチング6割、完成度への賞賛4割ぐらいで決めてます。
クローブヒッチ・キラー(’18 アメリカ/監督:ダンカン・スキルズ)
犯人の歪さとアメリカ家庭を抽象化した居室空間の静寂さとのギャップが冴える。
最後の決闘裁判 ('21 イギリス・アメリカ/監督:リドリー・スコット)
一秒たりとも目が離せない、名匠のこれでもかというマチスモへの墓標。
草の響き('21/監督:斎藤久志)
死は生のすぐ横にある。だけど人間と社会の複雑さはその直視を許さない。
ドライブ・マイ・カー('21/監督:濱口竜介)
二時間の長さに収める構成ならベストワンだった。お前が殺した、おまえがころした…
Summer of 85 ('20 フランス/監督:フランソワ・オゾン)
恋愛映画はほんとフランスにかなわねえな。チープだけどマジいいねって80年代解釈。
MSは正義の味方?ヒーロー?んなわけあるかあガオーという新機軸。なお美女も野獣。
すばらしき世界 ('21/監督:西川美和)
人間関係で無辜でいられる状況なぞ殆どない。それでも娑婆の空は広い。生きてる。
私は確信する ('18 フランス、ベルギー/監督:アントワーヌ・ランボー)
毒親と呼ばれようが少数派の社会正義を貫徹!真実より前に在る手続きの正当性。
クワイエット・プレイス 破られた沈黙 ('21 アメリカ/監督:ジョン・クラシンスキー)
クライマックスのしっかりと立つシーン、新たな勇気ある者像を確立しただけで評価。
TOVE ('20 フィンランド・スウェーデン/監督:ザイダ・バリルート)
真の自由には人生での逡巡が必要。女性同性愛ものでこれまでで一番共感したかも。
(今年はかなり迷った末の選外リスト)
ラストナイト・イン・ソーホー ('21 イギリス/監督:エドガー・ライト)
レミニセンス ('21 アメリカ/監督:リサ・ジョイ)
DUNE/デューン 砂の惑星 ('21 アメリカ/監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ)
水を抱く女 ('20 ドイツ、フランス/監督:クリスティアン・ペッツォルト)
ビーチ・バム まじめに不真面目 ('19 アメリカ/監督:ハーモニー・コリン)
アナザーラウンド('20 デンマーク・スウェーデン・オランダ/監督:トマス・ヴィンダーベア)
DAU.ナターシャ ('20 ドイツ、ウクライナ、イギリス、ロシア/監督:イリヤ・フルジャノフスキー、エカテリーナ・エルテリ)
シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll ('21/監督:庵野秀明、摩砂雪、鶴巻和哉、前田真宏、中山勝一)
あのこは貴族 ('21/監督:岨手由貴子)
新 感染半島 ファイナル・ステージ ('20 韓国/監督:ヨン・サンホ)
ベスト演者は「ドライブ・マイ・カー」の岡田将生で。