キラー・イン・ザ・レイン

チャンドラー短編集の一冊目。訳者がバラバラなのはあまり… で、自分にはチャンドラーの短編は向いてないなと残念ながら感じました。無骨さのアピールが主だっていて文体の味わいが紫煙のようにあっという間で消えていっちゃう。さすがに、唯一マーロウが主役の「フィンガー・マン」はちょっと楽しめたけど。…とはいえ、もう一回最終巻にチャレンジしてみる価値はあるかも。