ブラスレイター#22

追悼ベアトリス。彼女はOPカット通りのザーギンの馬子だったんだ。いつのまにか純粋な気持ちが慢心にすり替わってしまう危うさが自然に感じられて、今週も良い出来でした。ヘルマンとマリクの兄弟のように固まった絆もいい感じ。…まあこの二人が以前からそんなに親しかったかどうかは劇中描写からは分からないんだけどヘルマンが年長者として伝えようとした事はジョセフが神父に教えられた事や、スノーがジョセフから学んで再度ジョセフに伝えかえした事と合わせてジンと来た。苦悩する生には意味がある。…黙示録の成り立ちというのは、おそらく生が今以上に過酷だった時代の人々の破滅願望がバックボーンなんだと思うけど、その切実さとしかしそれを越えて生きるべきという一見相反するテーマを描こうとしているシリーズ構成ぶりは、やはり一貫していたんだなあと。