50号

亜樹直の陳腐極まるポエム二連発(てらいなくミュシャタッチな付属イラストは今年も健在。ところで『亜麻色』は赤髪にはあてはまらないんでないかい)ではじまったボージョレ・ヌーボー週。今回の巻末漫画のパロみたいに、これは間違いなく赤ワイン!ビールなんかじゃない!とか誰でもわかる竹を割ったような展開を一度は「神の雫」で見たい。見たいのだ。
かぶく者:今週も緊迫感が続いて面白い。にしても主人公(名前おぼえてねっ)の衣装を破るという古典的な嫌がらせを直接したのって誰だろ。ひまわりっ副部長スネ話はちょこっとドライヴ感不足気味。しかしもしかしてあのおっさんとくっつくかと思うとなんか… ジャイキリ:椿が自信満々の中堅プレイヤーとなったあたりがあるいはこの漫画の区切りとなるのかも。牧田です。:棚卸させるぐらいでいじめって言われても。営業じゃない自分の感覚がズレてるのかもしれないけど、つきあいはじめた年下の彼女が等身大の自分を見てくれないと感じるのといい、主人公を甘やかしすぎてる印象がある。柳沢教授:手洗いシンクで猫がうんこしたら結構イヤだなあ(笑) グレゴリ:うおっ掲載順やばい。そして急展開。そうか、竹ノ塚くんはきっとなんちゃって22歳フリーター。先週の満員電車のイメージも伏線… 小規模な生活(終):小市民な不安の昇華を見事に貫いて一時終了。最終コマはまたちまっとするのかと思いきやそんなに意味のない大きめで〆。単行本の値段設定が880円とやや高めなのって一体。あおい:ひげのボディガードの決意がどこまでなのかが気になる。しかしレイカさんはなんだかどこまでいっても男運が悪そうな印象が… 大和撫子すぎる印象のせいかな。ブンコ:ニチギンさん(インテリ風吹かしてると女房衆に陰口叩かれてる男の同性受けがいいとはどうも思えないんだけど)がかなりキモい。DV以外の部分がさほど感じ悪くないだけにもう最高に気分悪いし気色悪い。でも作品としてエンタティンメントしてないかといえばけしてそんなことはないのが曽根富美子の不思議なところ。…まあこれって基本はノスタルジック・ファンタジーか。
福助」第二巻の表紙がいいなあ。10歳、20歳、30歳って感じ(でも設定では5歳刻みで老けてくんだよね)。…しかしこの作品が去ってからのモーニングはいまひとつ新鮮味に欠けますな。