にっぽんの現場:少年ライバル創刊の巻

NHKのドキュメント番組で今月四日に創刊したばかりの講談社の小、中学生男子向けの月刊漫画誌の編集部の様子を紹介してた。中心メンバーが集った会議室が映ってたけど、想像よりかは若い編集者が少ないなと。ただし、番組構成の中心となっていた二人の新人漫画家(端的にいえば線の細い内省型青年とデザイン専門学校的ユニーク感性そうな娘さん。前者は典型的冒険少年漫画、後者はオカルトパロディ四コマギャグでデビュー)をマンツーマンで担当していたのは若手編集者だったから、現場そのものは若い人中心な雰囲気もした(ただ単なる印象だけど集英社の少年漫画部門とくらべて講談社のそれは外部委託が増えてるんではという気もしてる)。ヒロインをRPGキャラをセンスの参考にしてより洗練させて魅力的にした過程と、ホラーテイストのネタ出しに具体的な妖怪イメージを付け加えることでプラスアルファを出した打ち合わせ過程が、編集者の仕事をよく伝えていて興味深かったです。