スペース☆ダンディ

キャプテン・フューチャー」や「うる星やつら」のビジュアルを想起させられる。…という事はつまり70年代海外SF実写作品の三次的オマージュぐらいにあたるコンセプトであり、コメディとアクションを織り混ぜたドラマツルギーは70年代後半から80年代にかけての私立探偵系自由業者を主人公とした国産ドラマの影響を感じる。つまりジャンルは「ごった煮系」。たとえ台詞の掛け合いで上滑りしても多彩なガジェットや畳み掛けるようなエフェクト表現でカヴァーしますという意思表明をはっきり感じる初回で、中身からっぽなゴージャスさはひどく楽しかった。これも今期ベスト候補。