「ぬらりひょんの孫」第一期視聴完了

まだ総集編が残っていますが、四国妖怪編に決着がついたということでまとめます。
一言でいえば、思っていたより拾うところのあった、基本的に原作漫画に忠実ながら控えめにアニメならではの演出ポイントを見せてくれたシリーズ。記憶がすでにおぼろげだけど、郷に戻された玉章が子犬と出会うシーンは原作にはなかったと思う。それと後半に顕著なんだけど、ヒロインたちがリクオの懐の深さを見抜く描写の多さといい、叙情性の高さがおそらくこの監督の持ち味。そういう意味ではそれなりにやりたい事が達成された作品になったのではないかと。エフェクトやアクション、それぞれのアニメとしてのクオリティも回を追う毎に安定していったのも事実だし。ただ、音響全般に広がりというか奥行きがあまり感じられなかったのが気になったというか残念だった。