17号

こち亀江戸歌舞伎回。1000円席情報と観光客をおのぼりさんと呼ばなかった事はありがとう。オチ付近の度がすぎる部長への陰湿な嫌がらせ以外は好きな文化系こち亀でした。ナルト:ずっと精神の内に潜んでいた父が子の背中を押すというシンプルな趣向で、連載初心にかえったかのような描きぶりは悪くない。最終ページの“マグリットの石”の重みに耐えて凛と立つかのような(シンボリックな天地逆転)構図も良いです。ワンピ:こちらはストレートに熱い。ボンちゃんの登場時のエピソード忘れたけど、ルフィへの友情に燃えた。スケダン:エピソード二回目でいきなり飛ばしてきた。じゃあハルさんの息子? そして血のつながらない勝気な妹。フープ:主人公のなかなかリアルな凹み。でも落ち込ませすぎないのが当世風か。ネウロ犬耳の人が離縁されてない。よかったー。人は、変われる。好奇心は愛。泣きたくなるような、今回も良い渋めな少年漫画。バクマン福田組、編集部へ抗議討ち入り。パタンパタンと小気味よく展開する場面と人間模様が面白ェー。福田ちんのキレキャラぶりと蒼樹たんの大人しやかに見えて言うことは言いすぎな様子(でもじみーにシュージンフラグ立ったような…)、しかしほぼ全員に通底する“自分が一番”というジャンプ漫画家スピリットが全体の雰囲気をまとめるというこの切れ味の良さは神がかってる。サイレン:危険予知がずばぬけて優れているがゆえの臆病さというアリバイが背後にあるからこそ引き立つカブトの友情と勇気。これもいい渋め少年漫画。ぼっけ:炊き出し大鍋という悲劇に用いるには粗忽すぎるギミックの西テイストにむしろ和んだ。とらぶる:春らしくヒロインの妹たち唐突気味に発情。春だねえ。ジャガー花見で紙相撲する哀しき者たちをマイナー組と呼ばわる気配りアオリはありがとう。あとタイトルイラストの斬新なニャンピョウに見とれた。すてき。
もうすぐ初恋限定。アニメはじまるねー (BS11限定テレビ放映なのでなんとなく上機嫌な地方人)