42号

リリエンタールが替わりの形で入った事からも分かるようにやはりToLOVEるは癒し担当だったのです。
<新>賢い犬リリエンタール(葦原大介):兄の名前がテロップとしても出なかったのが一番気になってしまった…が気を取り直す。読切のほのぼの一押し空気に、奇想を加えてきた(おそらくリリエンタールはそばにいる人間の空想を現実化する能力者)のは作者の持てるひきだしを全部つっこんで初連載に挑むという姿勢の現われ。襲撃者を許す性善説シーンには読切同様に目頭が…あらやだじぶんつかれてる。それよりなによりリリエンかわいいわあ。読切時のポテンシャルには届いてないのでこれからに期待。NARUTOサスケ決まったあ、というタイミングで敵から横殴りで顔面ひしゃげるという大ゴマがたまらなく岸本イズム。死神:そういえば極端な巨乳表現はやめたのかな。あっさりした性格の女子キャラ(容姿のみフェミニン押さえてるのは今風か)は少年漫画的に好感持てるし、病魔の表現が子供社会の不安の隠喩になってるのは面白いと思う。黒子:たしかに頭悪そうな部員ってほとんどいないバスケ部(というか学校)。しかし女の子の家で徹夜勉強合宿とかすごーい。緑間のキャラ扱い応用編としても楽しい回だった。わじマ:エピソードのうねりを全体的にとらえるのが難しいけど小ネタ単体はシュール感がいい味。ぬらり:京都の町を鳥瞰するとああいう感じなのかー。伏見稲荷あたりはけっこう山裾寄りになるのかな。陰陽師側の反撃編。緊迫感あってふつうにかなり面白い。バクマン初連載打ち切られた… でも五巻続けば十分では。中井さんの極端なリアクションで重さを中和。しかし亜豆の反応の方はどんどん浮世離れしてってる。あと美人作家に対する編集者たちの語りこわいよ! ついつい実在の漫画家にあてはめてしまって生々しい。
スケダンがもう二周年というのはちょっと驚いた(結部にセンターカラーあてる演出にも驚いたけどさほど感心は)。立派に中堅なんだなあ。たとえていえば往年のネウロレベル。