ガラスのなかの少女

ガラスのなかの少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ガラスのなかの少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

これ、ミステリーじゃなくないん。むしろSFファンタジーちゃうやろか。前半のぐいぐい読ませられる面白さが後半のマッドサイエンティズム色でぶち壊されてる気がしないでもない、そんな惜しかったですね賞をあげたくなるざんねん小説と判定せざるを得ない。大恐慌時代に流行してたインチキ霊媒術やら、仲間を思いやる繊細な心理描写はいいんだけどなあ。