PERSONA - trinity soul - #12

「救済者」:映子は本作において一番、円満に精神が成熟したキャラなのではと思わされる回であった。諒とは友達以上恋人未満の長い春が延々と続いているような言い振り(諒にも映子にも両方嫉妬してると洵に観察される慎の複雑な心理ぶりは、思春期にありそうなリアルさ)だったけど、二人ともそれぞれに世界をかっちり持ちすぎてるがゆえに一線をなかなか越えられないというのもありそうな話。という閑話は置いといて、本編はマレビト組織の目的と首謀者が垣間見れる急展開回。人々の無意識をまとめあげたいというのは、つまりはアレだ、人類補完計画の亜流ですね先生! 諒もとんでもないマッドサイエンティストからの同意書にサインする羽目になっちゃったものだ。そして脳移植手術があの時代でも異例中の異例という説明があったことに一安心。次週、雪原は朱に染まるとネタバレ予告。あるいはフェイント予告? しかしこのアニメにおける冬も大概長いですな。