PERSONA - trinity soul - #22

「依り代」:やはりどうにも戦闘の経緯が分かりにくくてちょっと困った。特にラスト数分はちんぷんかんぷん… ところで本作におけるペルソナという単語は、社会心理学本来の意味とは違うみたいで、むしろ無意識という言葉そのものの方がまだ近いような。めぐみが慎に言った「(親が結果的にマレビト騒動に関わった)あなたがペルソナを持っていることは私たちが持っている以上に意味がある」とは、公式サイトで用語説明されている通りに、自分の中に持つ負の感情を直視しないと攻撃属性分身を顕現してコントロールすることは叶わないという事なのかなあと。本来は、護りたいものがあってこそ出てくる存在であって、なればこそ『からっぽ』な壮太郎たちには借り物として分捕ってこなければ持てないものであり、由来のない負荷も付いてくるわけだから心身は耐えられなかったという寓意。それにしてもそれにしても叶鳴がアンドロイドっぽいってのは、洵と結祈の脳移植施術以上にぶっとびハイテク設定だー この場合、依り代が人間であるからこそマレビトの非人間性というか無意識をまとめあげcyauyo!という狂気が際立つと思うんだけど。あと、戌井の二重スパイっぽさも地味にショック。国家は、稀也の研究成果を一体どんな風に使いたいんだろうと想像するのも結構こわくてオススメ。