桃華月憚#21

「園」:作品タイトルの意味って“月も憚<はばか>るほどの(美しい)桃の華”だな。たった今漢字変換に苦労して気づいた。今回は能登麻美子脚本。モノローグ頻発だと素人くささが目立ってしまうわけだけど、OPと本編をセピア調・部分天然カラー仕立てとして演出面でカヴァー。それにしても最近の話数って桃花か桃香のどちらかが自分の正体に悩んでいる描写ばかりな印象。さておき、今回は色をあらわす和語の知識を桃コンビに開陳する由美子の育ちの良さが印象的。しかし色彩設計の人はがんばったなあ。実に美しい色合いばかりでした。そしてOP冒頭での桃コンビの反物を用いた装いの意味が、人形遊び(の道具の哀しさ)だと判った。