2008.12月号

一周年記念ということで今月からまたまた三ヶ月連続でポストカードブック付き。しかしゲスト作家特集の今回になみえはんがハブられてる件…
<新>アイレボ(原作:堤 亜弥/漫画:竹村洋平):今度の連載もあっさり味コメディ基調かあという気分が強い。フィギュアスケートというネタはいいとは思うけど。<新>放課後の王子様(原案,監修:許斐 剛/漫画:佐倉ケンイチ):SQ2でのテガミバチトリビュート四コマでも思ったけど、こういう有名作のスピンオフを他作家がやるのは色んな意味でしんどそうだなと。エンバ:ビーベリー博士の復讐対象はアシュヒトパパで、直接の破壊先はその創作物である8体の機能特化型フランケンシュタイン。…ナチスタイルっぽい娘型はともかく、人間外見からえらい外れたタイプもちらほらなイメージ画が設定制約の意味について考えさせられる(笑)。幻覚ピカソ古屋氏の高校生像内面の幼さを、リアルととらえるか単にスタンダード表現からズレてるだけととらえるかで評価が左右されそう。かおキチ:最近低迷してた印象だけど今回の学園の女王様ネタは面白かった。織絵の実家は京都あたり? PAR:古い仲間だけに赤塚氏への哀悼はこれまで読んだ中で一番じんと来ました。あとトキワ荘間取り図が面白かったなー。空き部屋がけっこうあるのと、台所とトイレが隣同士なのが印象的… まつり:美々丸と重松の接近からくるヒロインの心情のさざなみからくる展開は少女漫画的ではあるけど、自然にさらりと読める。ラクステ:過去編、設定の現実離れしたホラーめいた容赦のなさ以外はなんともテンプレだなあ。こういう市井の凄みへの視点はかず氏においては一貫してる。とうとう将来の妻が出たけど、この段階では保護観察処分を担当する学生ボランティアってところかと予想。ウイオー:浮かれ少女と地味少年が楽器演奏を挟んで。(好みの問題で)積極的に応援とまではいかないけど、やはり読ませる(オーボエが難しい楽器だという辺りなんか特に)。<読切>ペルソナント(古味直志):素顔がはずかしい仮面未来社会というアイデアは面白いし、前作から描線を細くした絵柄の変更も悪くはないけど、どうもまだ作者の見せたいカラーが弱いかも。
本誌におんぶだっこなテニプリ復活の報には、正直はじめて定期購入やめようかと考えたり。…どうしても読みたい作品も単行本待ちすればいいしねえ。屍鬼が終わったあたりが一つの節目になるかな。それだとまだまだ?