2008.10月号

どうでもいいけどウルティモ本格起動のお知らせはまだかのう。
<新>幻覚ピカソ(古屋兎丸):ジャンプ系少年誌で連載獲得したガロデビュー作家ってもしかしたら初めてじゃろか。写実性の高い画風でエグい描写もある作品をやってた印象がまだこちらに残ってるせいで、キャラのレスポンスがあまりにも表面的で“なんちゃって少年漫画”を読んでるような気分もあるけど、まあそれも全体的な巧さゆえだろうとは思う。ピカソの能力である絵画モチーフ解析はあまりにもまんますぎでやや面白味に欠けるかも。よくわか:モブたちまでヒロインらと同じ顔ってのはきつかった… エンバ:ヤバイ、もはやロリコン以外には全然見えない。フェミニスト性がないのはドイツ人っぽくもあるけど。なんとなく。ラクステ:正直いって犯罪内容の設定がやりすぎに思えてならない。まあそれぐらいしないと読者の義憤感情を誘えないというのはあるだろうけど…むずかしいなあ。せめて被害者が成人だったらまだしも、だったかなあ… それにしてもかず先生の淡白な描線と悪人死すべし性とのギャップがあらためて不思議。罪花罰桔梗の想像図含めてマオニャンいいキャラすぎ。連載開始からこの方、マイペースをこれだけ貫ける作者はしかし強い精神だと思う。PARマン:ヘルニアを図解するシュールな少年誌漫画。お大事に。ウインドオーケス:考え方ちがいすぎてあの人とやってけなーいとかいう感覚は人間関係が薄すぎる自分にはヒくが、すごく高校の部活っぽい雰囲気だとは思う。紅:撃たれても死なないんだ…どういうSF。屍鬼こんなリアクションに困るホラー描写もめずらしい(笑) ご近所さんこんばんは。あと尾崎が妻帯者でしかも派手嫁だったのに驚き。パト犬:姉と弟だったのね。今回の紛争内情説明は、取材成果がいまいち咀嚼されてないまま皿に出されている観もあるけど素直に勉強になった感があるのも確か。<読切>アップル!(新條まゆ):色んな意味でスイーツ。な作品だった。まゆたんの絵柄案外イマ風だったけど、プロットが不自然な流れをたどるのは前印象のままだったわ(笑)
今月号はエグい印象の作品が多かった。テガミバチでも罪のない馬車馬サイにヒロインが目潰し攻撃しとるし… あれで無事なわけなかろーもんプンプン。