マクロスF#7

コンサートの盛り上がりと宇宙戦闘の白熱が演出上で連動する山場回。文句なく永久保存に値するゴージャスな出来ですね。個人同士の想いと種保存の戦いといういわばミクロ視点とマクロ視点を同レベルに調節してらせん状に配置して昇華させるというハイブリッド手法は、富野由悠季の域にどんどん近づいてるなあと勝手に感無量。本作は河森総監督にとってのターンエーガンダムになる予感。総決算ですね。そんな中、テンプレ通りのレスポンスなアルトには鼻白んだりもしてきたんだけどね(笑) 彼もまたゲームの主人公的なコンセプトキャラなのかもしれない。流行りよね。ところで見所描写というか設定小ネタ満載だったけど、おにいたんの黒目が敵の動きを追って縦横斜めにすごい動きするところと、第一話でも用いられてた光学投影っぽいシェリルのステージ衣装が一番よかった。あと今回の作監の人の表情の付け方は好みだなー。ところで後半に流れた、ランカも加わるアレンジの「インフィニティ」は『娘フロ。』収録分とは違うものだったんですよ。二枚目に入る予定なんじゃろか。