少女コゼット#48

「コゼットとマリウス」:エポニーヌの無念(であったろう気持ち)がこのタイミングでマリウスの思い返しによって昇華されるのは意外性があるとともに、ガヴローシュを交えた新ファミリーの絆の始まりを予見させていて悪くないシリーズ構成。正式なプロポーズも実り(やや鳥瞰でとらえた抱き合うカットからなれ初めのベンチへパンするコンテが渋い)、残ったドラマ上の課題はヴァルジャンの過去を隠しつづける事の清算のみ。…むしろヴァルジャンはマリウスのために新婚カップルを補佐してやった方がいいと思うんだ。命の恩人探しの中でコゼットより推察能力に鈍かったのに弁護士として一人立ちできるとは思えない…