ウルフウォーカー ('20 アイルランド、ルクセンブルク/監督:トム・ムーア、ロス・スチュアート)
劇中の敵対関係の寓意面が自分にはあまりピンとこなかった。アニメとしてのビジュアルはかなり好みなんだが。オチもあまりに予定調和すぎる。簡単な決着はないよという具合の方が納得できた。同スタジオの「ブレッドウィナー」のように。
国葬 ('19 オランダ、リトアニア/監督:セルゲイ・ロズニツァ)
うん、予想よりずっと寝た。だがその“社長の葬式フィルムを全社あつめられた文化ホールで見せられる感じ”が、ドキュメンタリーの中で延々と列を歩かされるソ連国民とマッチして、自分がその場に立って表情の作り方、退屈のしのぎ方に困っているような逆アトラクション感はあった。