2018年8月に読んだ本まとめ

ポー詩集

ポー詩集 (新潮文庫)

ポー詩集 (新潮文庫)

100ページ余りという非常に薄いコンパクトな文庫版。訳の古さがゴシックの感触を伝えているが、どうもイメージがすぐに湧いてこない箇所もあったので次は新しい訳にあたってみたいと思う。
初版グリム童話集(全5巻)
初版グリム童話集(1) (白水uブックス 164)

初版グリム童話集(1) (白水uブックス 164)

何年かに渡って新書サイズ5巻を読んでいたわけだがようやく。初版独特のゴロッとした未消化ぶりがゾクゾクする箇所が多くて童話ならぬような読み応えをちょくちょく感じた。ベストエピソードを一つ選ぶとすれば第2巻の『緑の上着の悪魔』。オチの無常ぶりが最高である。