(おちゃつのちょっとマイルドなblogさんの企画に便乗させていただきました。)
・最優秀作品 「白銀の意思 アルジェヴォルン」
戦争ドラマ系リアルロボットアニメの系譜として、(集団的自衛権の解釈が議論される)時代の反映を採り入れた挑戦性は他作と一線を画していた。作画面のスケジュールのうまくなさは目立っていたものの、オリジナルアニメという意味では今年一番だったと思う。
・特別賞 「アカメが斬る!」
大勢に巻かれる空気が強まる傾向がある社会情勢を、こちらも反映させていたように思う。王権転覆、革命達成を原作を先回りして最後まで描いた思い切りが何より評価できる。作画の安定ぶり、アクション描写の目覚しさも特筆もの。
・キャラ部門 (男性)ルーク(「マジンボーン」)
キャラ数が増えた後半はおとなしくなったものの、糖尿病のおそれをゆうに超えた甘党描写、しらふの女装展開とシリーズ前半におけるトばし振りを評価。
(女性)一ノ瀬晴(「悪魔のリドル」)
苦悩しつつ、生き残るために人を殺せるという普通の少女の側面を描いた後だからこそ活きる凄みのあるキャラ。
・OP部門 「牙狼-GARO- -炎の刻印-」
アートアニメの趣き。
・ED部門 「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」
うずまきぐるぐる、とか 両の手パン とかのキャラとキャラを繋ぐカットが好き過ぎ。
<以下は当ブログ単独の補記になります>
・声優部門 (男性)平川大輔
花京院典明はまさに快演であり、怪演。原作のイメージに忠実であると考えられるのに、独自の解釈を入れているとしか思えない完成度。
(女性)白石晴香
初主演作「山賊の娘ローニャ」の時に吠えるような全身で演じた体当たりぶりに。
・音楽部門 岩崎琢(「ノラガミ」「アカメが斬る!」)
センチメンタルなBGMでも、そこにベタつきがない。作品のクオリティを一段階着実に上げている。
・劇場アニメ部門 「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」
前作同様、パッケージの上手さが光る興行。劇場を出た後でもほんわかしたものが胸に残る作品。