話数単位で選ぶ、2014年TVアニメ10選

はい、今年も(自分もキャプれればなあ)と最大限に思う時がやってきましたよ
selector infected WIXOSS」第11話『あの夏は憧憬』
脚本:岡田麿里 絵コンテ:山崎隆、下田正美佐藤卓哉 演出:則座誠 作画監督:冨岡寛、関口愛、村上雄、佐野はるか、鶴元慎子、柴田志郎、吉田尚人 総作画監督:冨岡寛、坂井久太
誰も傷付かない、泣かない世界を選びたいという『願い』を主人公のるう子がつかみとる様子に、今年一番感動したかもしれない。
キャプテン・アース」第13話『バクの街』
脚本:榎戸洋司 絵コンテ:五十嵐卓哉、黒川智之 演出:黒川智之 作画監督:村井孝司 メカ作監大塚健
悪夢と現実の地続き感。バクの恩人であり想い人の久美子ほどに“地獄”を知るキャラは、そうそういない。
白銀の意思 アルジェヴォルン」第7話『陸繋島(ベルハルス』
脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ:杉谷光一 演出:北川正作画監督:小宮山由美子、猿渡聖加、藤田正幸 総作画監督:山田哲郎
デートのようでデートでないデート回。カジュアルなショートパンツ姿でレディファーストに振舞うリヒトフォーヘンが今となると切ない。
ジョジョの奇妙な冒険 スターダスト・クルセイダース」第14話『正義(ジャスティス) その1』
脚本:猪爪慎一 絵コンテ:小倉宏文、演出:山田弘和 作画監督:成松義人、中澤勇一
今年いちばん笑った。なかでも『なぁにゆえにぃー?』の絶妙な節回しとポルナレフの歯の浮いたお世辞に愛想よく演技して返答するエンヤ婆というやりとりが最高。
アカメが斬る!」第17話『呪縛を斬る』
脚本:待田堂子 絵コンテ・演出:岡本学 作画監督:相澤秀亮、竹田直樹、武本大介、宮田瑠美、中村和久
普通の少女がゲリラになる瞬間を見事に切り取った回。かなりテーマ補強的に重要なエピソード。ストレートながら抑制の効いた演出がすばらしかった。
牙狼-GARO- -炎の刻印-」第4話『儀式 BLOODVILLE』
脚本:瀬古浩司 絵コンテ:宮繁之 演出:波多正美 作画監督:Lee Min Bae
舞台モデルであるヨーロッパ中世の暗黒時代を表現している完成度ではシリーズ内で屈指。主人公たちの劇中での正義をふるう権限が意外とミニマムであると示す終幕も渋い。
ガンダム Gのレコンギスタ」第2話『G-セルフ起動!』
脚本:富野由悠季 絵コンテ:斧谷稔 演出:森邦宏 作画監督:(キャラ)柴田淳、(メカ)桝田浩史
湖上にうつる舞踏会のきらびやかな照明、おとぎ話を思わせる古城のどたばた劇と、作品の顔が固定された回であり、非常にカラフルで楽しい。
スペース☆ダンディ」第15話『闇には闇の音色があるじゃんよ』
脚本:信本敬子 絵コンテ:池田成 演出:城所聖明 作画監督:千羽由利子中田栄治
含みを持たせるメタファーの強度ではシリーズで一番だったのでは。静も動も印象的にこなす池田成の演出力の健在ぶりに感動。
世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」第2話『食卓から墓場まで』
脚本:星空めてお 絵コンテ:岡村天斎 演出:ヤマトナオミチ 作画監督:酒井智史
ズヴィズダー秘密基地が楽しすぎる。「七つの大罪」といい、岡村監督のガジェット描写の上手さを思い知らされた一年でもあった。
シドニアの騎士」第5話『漂流』
脚本:村越繁 ストーリーボード:安藤裕章
3DCGキャラである星白の美しさ、愛らしさは、あるいはセルタッチアニメを超えたのではと思わされる“ふたりぼっちの宇宙漂流”回。