ドラマ「妖怪人間ベム」全10話視聴完了

(注:とはいいながらも中ほど3話ほどは視てません)
ベムら、あんまり孤独じゃないのな。友人になれそうな知人家族が二組もいる。だけどその設定はおためごかしというよりも、視聴を続けてゆく上でのストレス軽減の配慮に思えるあたり、西田征史氏の手がけた脚本っぽいなと思える。あと、真の理解者候補としての知人は複数いたとしても、それでも消せない実存上の不安をシリーズを通して描き続けるための逆説的な仕掛けにもなっていたような。寓話性とリアリズムの配分が演出全般において秀逸で、1クールを飽きずに視ることができた。なかなかの力作。