竹氏原案のキャラクターデザインが素晴らしく愛らしい(あれは手塚治虫初期ラインパスティーシュに思える)し、それに合わせた平面的な画面設計も美しい。ほかは岩崎琢氏の音楽も耳障りでないドラスティックぶりでいい。あともみじまんじゅう食べたい。以上。…話の方は。くどい掛け合いは百歩譲って聞き流せる。ところどころ笑える間も演出成功してたし。でも、主人公とヒロインのカップルが初回から難なく成立する西尾維新メソッドにはどうもついていきづらい。キャラクターの相互関係に流動性を持たせるってのは、シリーズものには必要なミステリー性だと思うんですけど。
