七人のクリエイターが20分以下の短い時間を与えられて、制限なしの着想でもってショートムービーを綴るという企画。それぞれのストーリーに繋がりはまったくない。一つ二つはまったく内容が理解できないものもあったが、それはそれでドラッギーな感触が味わえたので良しとしとこうと思う。娯楽的に楽しかったのは基本言語が中国語と設定されることでパチモンジャパニメの雰囲気が猥雑に踊りだす
河森正治の「上海
大竜」。てらいなくストレートな青春譚「BABY BLUE」は同じ
渡辺信一郎による監督作『
COWBOY BEBOP』でフェイが過去の自分からエールを贈られるエピソードをさらに
純化した味わい。あと、『マドモアゼル・
モーツァルト』で有名な
福山庸治がアニメを手がけたというのも面白かった。シンプルな筋立ての非日常ミステリー「ドアチャイム」。