キスダムR#22

燻京香と玲との関係、それとも絡む司令としての孤独な決意。そしてシュウのしぶとい生命力と呼応するかのような人類残党艦船の集結。何がすばらしいって、幼児玲の作画クオリティがシリーズ一だというあからさまがまずウケる。柚木涼香の演技と合わせて非常に可愛らしかったからいいけど。燻にとって玲は愛児(単独懐胎した時は14〜5ってとこ?)であると同時に人類絶滅を回避するための手駒であるわけで、その二律背反性の複雑さが今回で一気に深まっていたのは、相応に全体演出が成功したという事でしょう。好きな回。ヒロインは燻か乃亜。由乃にもこのどちらかぐらいの魅力があればもっと物語を楽しめるんだけどなあ…まあその微妙なハズシ具合が本作の味ではある。さてキスダムRコーナーは二度目の登場な森木靖泰。ハーディアンデザインは自分でも大いに気に入ってるとのこと。この人の回はいちばん通常の解説ミニコーナーらしいなあ。今回の談話では、裏返りをデザインする時に長岡総監督から「もっとマッチョに」とリクエストがあったという部分が印象に残った。