WOWOW無料デー特別版という形で先行放映。原作者への短いインタビュー付き。たぶん本放送時には臣下が殿をいさめるために見せたモツ描写のボカシが外されるだけの違いかなと。さて、未読者がいうのもなんですが手堅いアニメライズになってると思います。ケレン味ありすぎだけど、それが世界観メッセージを壊すものにはなっていない(フェティシズム狙いでグロテスク描写をやっているわけではないとは直前に流れたインタビューで原作者自身述べている)あたり、スタッフはよく分かってるなあと。しかし虎眼先生の居室の障子をつきやぶる女の脚に眉ひとつ動かさない三重、伊良子のとにかくものすんごい構えと表情には吹かずにはおられませんでしたが。でもぶっとんだ設定がウケねらいには一見みえないあたり、上手いなーと。あと徳川泰平時代当時における真剣による御前試合の位置付け描写→試合当日→さかのぼって二人の剣士の因縁のはじまり(木刀による頚動脈圧迫とか切り結んだ際に相手の指折るとか実戦さながらのエグさがインパクト抜群。というか痛そすぎ)を描くという王道手法は劇中に入り込みやすくてふつうに良かったです。
