「機神兵団」#1

pioneer LDCとOPにクレジットされるのが懐かしすぎ。93〜94年に発売された全七話のOVA作品で原作はSF小説家のベテラン山田正紀。今も昔も未読なわけですが、当時の月刊Newtypeで眺めたゴトウマサユキによるキャラデザインが好みに感じた(いわゆるエスパー髪がハマるハッタリタイプ)のでずっと意識の底で気になっておりました。で、今になってCS初放送と。チャンネルnecoで今月と来月にかけて集中放送。まあところどころセンスの古さは感じられる(関東軍の軍曹が北斗の拳のチンピラみたいなショルダーガード付けて任務についてたり、(わりと年増だけどたぶん)ヒロインと恵まれない子供たちとの心温まる情景展開、あと広中雅志声でワインを語るイケメンon夜の埠頭という演出が直球 etc)ものの今巻見せ場の雷神号起動以後の操縦シークエンスがかなり面白かった。パイロットは川村万梨阿声の麗人なんだけど、操縦桿がやたら重そうだったり、あと左右にあるハンドルを垂直方向にくるくる回したりととにかくめんどくさそう。あんな難易度の高い操縦系統はちょっとめずらしいのでは。それと全体的な雰囲気の話では、最近マイブームな満州の国際都市としての雑多な雰囲気が活かされていたことと、今巻のヒロインポジションだったマリアが主人公よりぐっと年上で職業も持っている憂い多き(かつて治療した大志の背中の傷のあたりにでもチップとか隠してるとかかなー)大人の女性として描かれていたのが、当時のアニメシーンにおいてはあるいは新鮮だったかもとか想像したり。