精霊の守り人#11

「花酒をタンダに」:冒頭、時系列を入れ替えた構成で唐突だったのは仕方がないとはいえそれを差し引いても金貨(というか小判かな)を川に捨てるトーヤの描写に違和感がある。なんら後ろ盾がないも同然の浮浪児があんな行動を取るだろうか… さて今回はサイコダイブのお話。文化人類学的なアプローチがほのみえてなかなか興味深い。タンダは薬師であると同時に呪い師の訓練を受けているようなもんなんでしょうね。サヤの魂(幽霊同様に生き霊も足が消えてるわけね)を現世に送り出したあと、タンダが垣間見たのは死後にいく彼岸なんだろうか。その異観ぶりがちょっと一見では把握しづらかったので、台詞による説明が二言三言ほしかったかも。でも今回のドラマ上の肝であるタンダとバルサの以心伝心ぶりは微笑ましかったですね。バレてるけどバレてないふりをみんながすることもあるという機微をチャグムも肌で知ることができた、と。