風の少女エミリー#11

「名誉あるコンテスト」:ペリーが『スピーチ王に、俺はなる!』と一念発起。なかなか少年漫画してる回だった。初めて描写されたペリーの家庭環境、親戚のばあさんが保護者なんだけど、そのトムばあさんがナチュラルにひねくれてて良い。私が子供のころはああいう偏屈ばあさんゴロゴロ存在してたよ。今は鳴りをひそめててさびしいね。メインキャラたちの経済状況としては、(ローダ>>)エミリー>>>イルゼ>>テディ≧ペリーといった感じっぽい。しかしペリーに大人並みの賃金を支払ってるジミーおじさんはやはり漢だな。現代の感覚でいうと8〜9万円ぐらいかしら。それにしてもやはり結果的に一番美味しい役回りはエミリーが持っていくのね。そのパターンちょっと鼻についてきた。しかもふたたびエミリーもて王サーガ付き。でもでも、義務教育がなかった時代に学校に通ってなかった勤労児童が物理的な理由以外にも通学をあきらめる事情があったことをさりげなく描き出してた点は評価できます。