Devil May Cry

てらいなく王道B級アクションホラーやってるのでむしろ感想が出づらそうな作品ではある。一番好感触だったのは幼女ヒロインに安い萌えが貼り付けられてなかったこと(まあ今後はどうかまだ分からんけど)。台詞まわしもベタ中のベタといえる徹底ぶりだけど、井上敏樹氏はこういうの向いてるかも。というか個人色出しすぎないでほしいだけなんですけどね。主人公ダンテは性格いいね。見た目通りのナイスガイ。でも前髪切れ。あ、感想やりにくそうとは言いつつもひとつ言っておきたいことは作画はすこぶる骨のあるしっかりさだってこと。印象としては「吸血鬼ハンターD」とスタッフがかぶってる気がする。それと演出としてはパティが母親を慕ってオペラハウスにたどり着いてからの緞帳を効果的に用いた趣向が洒落てました。惨劇から間一髪のがれて、お花畑の緞帳がパティと敵との間にすばやく下ろされたりとかダンテの大立ち回りが影絵としてパティの前に繰り広げられたりとか。今後は20世紀半ばのアメリカスタイルの背景設定に期待したいです。