死者の書

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川本喜八郎監督の人形アニメーション折口信夫の原作を元にしているだけあって、飛鳥まほろばの幽玄な雰囲気に入り込める世界ができあがっていた。歴史の気まぐれな波の中で、ただ人が人を想いそれを尊いとまた想う心が綾なす美の世界。耳と肌の感触を研ぎ澄ますことで生まれる国文学独特の印象を岸田今日子のナレーションでもって壊さずに詠みあげていたのも良かった。ちなみに作品モチーフとなっているのは跡目争いによって非業の死を遂げた大津皇子の伝承。それに藤原家の姫が一夜にして織り上げたという当麻曼荼羅とを組み合わせて、恋愛譚と仏教説話の両面を併せ持ったかのようでどちらとも付かないともいえる微妙かつ絶妙な空気が生まれている。画面では、天然の光源を意識した演出が印象的。

ギャグマンガ日和3#9

松尾芭蕉がおよばれする話:でかいキノコだのスパンキングだのヤらしい回やなぁー。曾良くんの放置プレイ度も二割増しだし。しかしあのキノコの気色悪い造形すばらしいなあ。ああいう攻撃力低そうなのにある意味おそろしいクリーチャーはこの作者うまいよねえ。さてアニメ第三期は音響演出が冴えてる印象があるけど、今回も台詞の掛け合いやらBGMに効果音がテンポよく仕上がっていた。何より芭蕉たちを歌会に招いてしまった家の主人の絶望加減がすばらしい。あれは嫌だねえ。困るし。よだれたらしまくりだし。部屋の壁に頭打ち付けてるし。

マクロスF#2

「ハード・チェイス」:空中戦のスリル(Vガンでもコクピットから手を伸ばすシチュエーションあったけど、高度はこちらの方が桁違い)も良かったけど、その直後の胸ぺタキャーとかうそ…シェリル(じわっ)とかアルトがオズマにぶっ飛ばされるといったベタなドラマ描写の方が印象に残る(笑) 特に三つ目のはフェイントで半歩のみベタ外ししてて笑えた。アルトほんと馬鹿やなああ。美形顔にした意味納得した。今時あんな熱血ノリ主人公はそのまま皿に載せて出したらウケ悪い。

24号

今度は夜神月が出たよー
ジパ:縦の線を効果的に使った今週の表紙デザインも秀逸ですねえ。本編ではカメラマンの身が心配。無茶しやがって…(早 ラキマイ:そして無様に死んだよー。ジャイキリ:椿と窪田の背番号同じなのが妙に気になっちゃう。あと人物紹介の黒田が昔の画調で顔怖くて吹いた。ひまわりっ酔った二号と寂しげな副部長かわいい。しかしどうなるんだ。最近少女漫画展開的に気になる。ライショ:ふつうに今のモーニングで一番エロいペアは朱雀とトレーナーだと思うんだ。あおい:奈良橋って実は一番いい人なのかもとか時々…思…いませ…ん?次回、ぜひあおい様にはつっぱしってほしい。なんとなく。宇宙:あの事故のモデルって実際にあったものなんだよね… シマシマカタギイケメンかわいいよカタギイケメン。しかし美女美男ばっかだなメインキャラ。眼の保養マンガ。小規模な:「生活」には『娘味』(だっけか)入ってるのかー。スプラッタ活劇で面白いですよ、あれ。全然まったく普通に面白い。でも妙に基本に頑固な作者のストーリー手法へのこだわりもおもしろー ジナス:まゆちゃんて誰。そろそろ終わるかなー。エレキング自転車のってく回の意味不明さはゴールデンラッキーっぽくていい味。なまずラ:なんかこう、身につまされるというか息のつまるお話になってまいりました。なまずよ、乱れた世を照らせ!で、妹は? イナンナ:すらりとギャグマンガにシフトチェンジした軽やかさはすばらしいよ、普通に。ベリーダンスの楽しみ方にはちょっと興味ある。
「能町みねこのときめきデートスポット」読んでみたけど、さっちゃんのエピソードがホラーめいていて面白かった。今も同じアパートに居るのですってほんとかよ。運命の偶然こわいよ。