2015夏期のアニメ視聴状況

今期新番組、スタート時の好印象順から。
アクエリオンロゴス」(BS11にて視聴)
近未来の阿佐ヶ谷が舞台のシリーズ三作目。全体の雰囲気が夏らしくて季節感が合う。第3話、花嵐の母親の涙は世代的に共感した。
ガッチャマンクラウズ インサイト」(BS日テレにて視聴)
清音の変貌ぶりに『大学デビュー』の文字列が脳裏から拭いきれない(笑)
監獄学園」(ニコニコ動画にて視聴)
サスペンスアクションかと思ってたらお下品ギャグだったーッ 水島努監督以外には考えられないベストスタッフィング。
GANGSTA.」(BS11にて視聴)
なにより、手話がセクシーであると表現するかのような各カットが鮮烈。街の自由と閉塞が同居した空気感もよい。
うしおととら」(BSフジにて視聴)
良くも悪くも堅実すぎる造りに感じるけど、原作前半は忘れてるし、後半は未読なのでやはり楽しみなのである。
六花の勇者」(ニコニコ動画にて視聴)
ミステリ・ファンタジー。進行はゆっくりめながら演出、作画、美術がどれも繊細で見ごたえがある。
てーきゅう 第五期」(ニコニコ動画にて視聴)
さすがにやや飽きてきたやもしれぬ.

以下は前期からの継続リスト。

英国一家、日本を食べる
境界のRINNE
食戟のソーマ
聖闘士星矢 黄金魂-soul of gold-」
妖怪ウォッチ
ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン

継続ではないものの、新たに視始めたのはすでに二年目に入った
遊☆戯☆王ARC-V(ニコニコ動画にて視聴)
ライディングデュエル意外とクールですやん。シンクロ次元における格差社会の描写が興味深い。

計14本。

2015春期のアニメ視聴状況

おおよそ、期待度の高い順です。

シドニアの騎士 第九惑星戦役(BS-TBSにて視聴)
地球から集団的に離脱した社会において、人間の感性や思考がどれだけ変貌するかについてまで射程を伸ばしたSFマインドは健在。異形のヒロインつむぎの無邪気さを段々と応援したくなってくる。
境界のRINNE(ニコニコ動画にて視聴)
NHKで視るるーみっく、なかなかどうして。
聖闘士星矢 黄金魂-soul of gold-」(ニコニコ動画にて視聴)
アニメ版アスガルド編の後日譚という位置付けらしい外伝シリーズ。黄金聖闘士がメインということでキャラ立ちは保証されているし、メインの設定年齢層が高いということで演出の端々に渋味がはしっており見所は多そう。
血界戦線(ニコニコ動画にて視聴)
センスと熱血の駆け引き。ネット論評での賛否両論ぶりも面白い。
アルスラーン戦記(ニコニコ動画にて視聴)
映像としての画面がきれい。作劇に関しては実はさほど期待してない。
食戟のソーマ(ニコニコ動画にて視聴)
意外と順当に調理ものだった。キャラのアクが強いのは予想通り、かな。
終わりのセラフ(ニコニコ動画にて視聴)
BL層への目配りと、ヒロイン相当キャラのあざとさへ届かないための配慮はもはやWIT STUDIOの十八番か。あと、エフェクトに見ごたえがある作品。
英国一家、日本を食べる(NHK総合にて視聴)
映画「ブレードランナー」的な表層の下にディープな食世界。キッチュさが満ちていてけっこう面白い。
怪盗ジョーカー(ニコニコ動画にて視聴)
第14話から、三ヶ月のブランクを置いて放送再開。コンテのテンポや作画水準が第一期より改善されたような気がする。
 
 
(なお、ミニ枠の新規視聴は
 ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨンてーきゅう4期」高宮なすのです!
 の三作ですべてニコニコ動画にて視聴)

前期からの継続視聴は
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編(バンダイチャンネルにて視聴)
妖怪ウォッチ(ニコニコ動画にて視聴)
「ぱんきす!二次元」(ニコニコ動画にて視聴)

2015冬期のアニメ視聴状況

まずは継続視聴作品から。

「マジンボーン」(バンダイチャンネルにて視聴)

いよいよ佳境。1年4クールはやはり長いね。

ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ(ニコニコ動画にて視聴)

こちらもそろそろフィニッシュ。雰囲気が軽快なんでとりあえず完走できた。

妖怪ウォッチ(ニコニコ動画にて視聴)

少しだけ、微妙に飽きてきたんでまたOP変えてほしーなー あ、現EDのツチノコパンダのアイドルソングは結構好き。

暁のヨナ(ニコニコ動画にて視聴)

わりと続シーズンもあるのが前提の構成だなと。

山賊の娘ローニャ(ニコニコ動画にて視聴)

少年ビルクには、ひさしぶりに「萌え」本来の概念を教えてもらった。

弱虫ペダル GRANDE ROAD」(ニコニコ動画にて視聴)

ちょっと回想エピソードの割合高すぎるなあ〜

SHIROBAKO(ニコニコ動画にて視聴)

キャラ描写は抑え目だった前クールの方が好きだけど、シリーズ構成、各話プロットの組み立てのどちらも巧すぎです。

「Gのレコンギスタ(BS-TBSにて視聴)

やっぱり1年視たかったなー。あっという間の半年だった。

牙狼GARO>-炎の刻印-」スターチャンネル1にて視聴)

2クール目序盤の構成と作画はやや低調気味だったけど、レオンの再起とともにそれもまた挽回されそう。

七つの大罪(北陸放送にて視聴)

ますます面白い。岡村監督作品の中でも屈指の安定した出来。

次に新規番組。

蒼穹のファフナーEXODUS(BS-TBSにて視聴)

続編のお手本として文句の付けようのない出来。SFマインドの高さが特によい。

ユリ熊嵐(BS11にて視聴)

かわいいアートワーク、うつくしいメタファーに毎週うっとり。

東京喰種√A(ニコニコ動画にて視聴)

キャラが少々増えすぎて、焦点が1クール目よりぼやけたかなという観もあり。

夜ノヤッターマン(Gyao!にて視聴)

どこに着地するかわからない終幕まで、完走するつもり。

ローリング☆ガールズ(ニコニコ動画にて視聴)

キャラの感情に沿いにくいきらいもあれど、イラストを眺めるような眼福さに満ちてる。

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編(ニコニコ動画にて視聴)

こんなにギャグ色が強い原作だったっけ?と思ってしまうほど笑える。毎週楽しい。

「ぱんきす!二次元」(ニコニコ動画にて視聴)

ミニアニメ。半獣人デフォルメっぽいキャラデザインがツボ。話もけっこう笑えてる。

毎シーズン、週ごとの視聴数が増えるばかりでもう数える気、しまへん。

2014秋期のアニメ視聴状況

まずは継続視聴作品から。
ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ(ニコニコ動画にて視聴)
正直、ちょっと単調に感じられてきた。2クール構成がよかったのかも。
「マジンボーン」(バンダイチャンネルにて視聴)
スロースターターながら、3クール目に入ったのちも戦闘シーンに試行錯誤の跡が視られるのがありがたい。
妖怪ウォッチ(ニコニコ動画にて視聴)
最近、単エピソード構成が増えてきた印象。(ゲームからの流用の?)新OPが2パターンある珍しい構成。
アカメが斬る!(ニコニコ動画にて視聴)
ショック展開を品を落とさずに見せようとする神経の使い方に感心してしきり。
白銀の意思 アルジェヴォルン(BS11にて視聴)
あいかわらず作画は低レベル安定だが、堅実さ重視の作劇だけに物語の爆発力は時に非常に強い。
毎度!浦安鉄筋家族(ニコニコ動画にて視聴)
四半世紀ほども前にチャンピオン本誌で読んでいた内容が動くというのは感慨深い。

次に新番組陣。
selector spread WIXOSS(BS11にて視聴)
演出が陰影に富んでいた第一期とくらべると、広げた風呂敷を畳むことに終始している印象がある。
SHIROBAKO(ニコニコ動画にて視聴)
ソウとウツのドラマが混在し、コントラストが強いアニメ制作会社の物語。若い女性たちの職業ドラマとしても面白い。
七つの大罪(北陸放送にて視聴)
安定したクオリティで楽しめる。剣と魔法のファンタジーアニメの王道といえるかも。
山賊の娘ローニャ(ニコニコ動画にて視聴)
テンポとして、正直にいえばニコ動コメント抜きではやや退屈するのだが、夕食時に家族で視るにはちょうどいいと思う。森の手触りがかなり良く出ていて、これは父の宮崎駿氏に連れられてよく別荘を訪れていたという吾郎監督の持ち味かなと考えたり。
弱虫ペダル GRANDE ROAD(ニコニコ動画にて視聴)
それがたまたま自転車競技だった、というエピソード構成が過去回想部分でかなり多く、独特なスポーツアニメだとの認識を新たに。そしてそこがいい。
怪盗ジョーカー(ニコニコ動画にて視聴)
90年代テレ東夕方キッズアニメという風情なのだが、時折すこし背伸びさせる要素も入ったりして、原点回帰の中に創意をのぞかせる。
暁のヨナ」(ニコニコ動画にて視聴)
こちらは大河ドラマ系少女漫画の王道。古めかしさもあるが、アクション作画で瞬発力を持つ。
牙狼GARO>-炎の刻印-」スターチャンネル1にて視聴)
特撮シリーズの方は未見。作劇のオリジナリティに関して今期の中で抜群に感じる。中世ヨーロッパ・アレンジの放浪騎士物語にしてビルドゥングスロマン
Gのレコンギスタ(BS-TBSにて視聴)
殺伐となりがちなロボットアニメにおいては、カラフルでコミカルなルックスがまずは楽しい。ただ、脚本が全話監督自身というのは、自家中毒を少し感じないでもない。とはいえ、それがベターな選択でなかったともいえずその点は様子見。

本命は富野信者気味な自分としてはやはりGレコ。対抗で牙狼。大穴にローニャというところかな。ローニャ、実際問題として期待してなかった向きの方が自分の中で強かったんで。

2014夏期のアニメ視聴状況

まずは新番組勢から。
白銀の意思 アルジェヴォルン(BS11で視聴) オリジナルロボットアニメ。作画がすでに怪しい回もあるが、人型ロボットが運用される世界ながらミリタリー色が強く、反面では主人公のキャラクターのジャンルにおける正統性が高いなど、古い袋に新しい酒を容れようとしている狙いを感じるので期待している。
アルドノア・ゼロ(BS11で視聴) こちらは逆に目新しい設定で勝負しようしている勢いの強さがある。敵方ロボットのデザインの斬新さはゴージャス。このままずっと主人公に専用の乗機が定まらないのかなど、視聴者の興味を惹く仕掛けに凝っている。
さばげぶっ!(BS11で視聴)  サバイバルゲーム要素からつかずはなれずの絶妙の距離感が楽しいコメディ。毎週きちんと笑えるアベレージを維持している。そして女子高生ものとしても十分に愛らしい。主人公ももかのサバサバした気性が現代的。
スペース☆ダンディ(BSフジで視聴) 1クール置いての再開だが、話数は通算での表記。この第二シーズンはアニメーション、音楽とそれぞれのゲストの個性がより強く出そうな感触がする。
「東京喰種(トウキョウグール)」(ニコニコ動画で視聴) 人を喰うヒトが寄り集まってコミュニティをひそかに作っているという設定のサスペンスアクション。現実世界の寓意としてみることもできそう。エグさの中に穏やかさもある空気を持つ作品。
アカメが斬る!(ニコニコ動画で視聴) 腐敗した政府に対するクーデターの前哨としての暗殺チームに、田舎から出てきた青年が偶然によって加わるというフィルム・ノワールを取り入れたB級アクション作。腰のすわった演出ぶりに視ていて安定感を持つ。
グラスリップ(ニコニコ動画で視聴) 地方のゆったりとした暮らしのリズムが全編にただよう空気感にもはや職人芸を感じるP.A.works新作。ファンタジー要素も多少あるが、メインは少年少女6人のゆるやかな心の動き。
毎度!浦安鉄筋家族(ニコニコ動画で視聴) 前作は視聴環境になかったので未見。大地丙太郎監督のまさに名人芸を毎週、高密度に味わえるミニ番組。

前期からの継続は、
「キャプテンアース」(BS11で視聴)
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(ニコニコ動画で視聴)
妖怪ウォッチ(ニコニコ動画で視聴)
ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ(ニコニコ動画で視聴)
「マジンボーン」(バンダイチャンネルで視聴)


以上、新作7本(+ミニ枠1本)に継続5本。今期は12本。意外と多かった…
なお、現在のところイチオシはアルジェヴォルン

2014年春アニメ視聴状況

とうに新クールの開始から一ヶ月、そろそろ継続と断念との分かれ目が見えてきました。


ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(BS11)
シドニアの騎士(BS-TBS)
selector infected WIXOSS(BS11)
キャプテン・アース(BS11)<ネット配信視聴>
悪魔のリドル(ニコ動)
ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ(ニコ動)
マジンボーン(バンチャ)<前期継続>
弱虫ペダル(ニコ動)
妖怪ウォッチ(ニコ動)
ノブナガ・ザ・フール(ニコ動)

計10本。まあこれが週あたりの自分の適正視聴本数ってとこです。
悪魔のリドル」はBS-TBSでも放送がありますが、自分の都合上でネット配信に切り替えました。ジョジョSCは、ニコ動配信の方がBS放送より速いので時折そちらを視てしまいそう。
今期ラインナップの特徴としては、自分にしてはテレ東夕方枠を視ているなということ。しかもあまり得意でなかった東映制作が二本もある!

さて、今期新番アニメの個人的嗜好による番付は以下に。

西の横綱:「シドニアの騎士
斬新なSF設定と堅実なジュブナイルドラマの合板。
東の横綱:「selector infected WIXOSS
カードゲームアニメの異色作。キリキリ少女物語。

西の大関:「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース
カラフルで隠し味にコミカル。ポップとシリアスの融合。
東の大関:「マジンボーン」
正悪二元論を脱することができるか?キッズ向けながら抑え目演出。

なお、残念ながら序盤で視聴断念したリストも付しておきます。
蟲師 続章 (飛び飛びに配信で視るかも)
M3〜ソノ黒キ鋼〜 (ストーリーには割と興味あるんだが…)
ブレイドアンドソウル (キャラクターデザインは結構好き)
僕らはみんな河合荘 (自分にはやや躁コメディすぎた)
  

魔法戦争

非常にシンプルなタイトルだが、内容や人物造形も同様で、つまり「魔法を使って抗争する高校生たち」を立てるための世界設定に斬新さを求めず、「主人公が複数の女子キャラにやたらと構われる」ライトノベルのお約束に安定感さえ持てば、オーソドックスに視ることができる水準の初回。江畑諒真体重移動に特長があるアニメートがおそらく最大の見所になる。そして石浜真史によるプログレッシブなEDアニメは絶品。