2023年秋(第4クール)アニメ所感

今期はバラエティ豊かで満足度高い視聴ラインナップになりました。

ビックリメン:脚の関節のあえての歪みとか、表情パーツの解釈とか武井宏之キャラ原案の活かし方上手すぎます。そしてフレッシュな声優陣と綾奈ゆにこシリ構ならではのキャラクターのユニークさ、ビックリマンの因子を持ちながらもシールコレクターでもあるという企画の捻りぶり、なにより高校生男子が仲良くワチャワチャする雰囲気が楽し~

UNDER NINJA:ギャグ風味ポリティカルアクションで好物すぎる。主演声優の朴訥さがいい味出してる。オープニングは省力出力アニメ気味だがセンスと曲のテンションとでカバーされててクセになる。恋愛工学技術者のメンバーがいい設定だなあ。

七つの大罪 黙示録の四騎士こちらもメインキャラがフレッシュなキャスト。特にナシエンス役声優のナイーヴな演技はこれからどんどん化けそうだ。主人公をはじめとしたキャラたち全員の好感度が高く、これみよがしでない高品質アニメで定評のあるテレコムアニメーション・フィルム制作ということで実に安心してメルヘンファンタジーの世界に没入できる。

鴨乃橋ロンの禁断推理:近年めっきり高品質揃いとなったジャンプ(+)アニメ。こちらも原作の絵柄のテイストがうまく活かされており、またクセの強い掛け合いのテンポも善戦してる。全盛期を迎えた阿座上洋平を主演に、そのバディとしてコメディも十分うまい榎木淳弥を充てるキャスティングが心憎い。さらにサブキャラで八代拓という念の入りよう。新・中堅声優アニメといった風情。

アンデッドアンラック:スタイリッシュだが抽象性にコントロールが効いているアニメが巧いディヴッド・プロダクションが集英社から適材適所みたいな感じでジャンプ本誌作を担当。キャラクターデザイナー総作画監督のフェティッシュな身体作画の目の快感によって、流血(というか爆血)の惨さはかなり中和されている。それにしてもマニアックというか独特の世界観だなあ。ジャンプというよりガンガン系列っぽいというか。しかしここでの中村悠一はなんてセクシーなんだ。まだまだ底がみえない声優。