2021年5月に読んだ本まとめ

〈わたし〉は脳に操られているのか

 脳が単なる電気信号のやり取りで動くシステムに過ぎないのなら、人間の感情や“自由意思”に果たしてこれからも意味を見出せるのか?という命題をめぐる考察。各章の冒頭に示される個別の具体例は読みごたえがあったが、仮説を検討して主張を立てていく醍醐味はやや薄かった。