江戸東京怪談文学散歩

旧時代の地図を現在のものと比較に用いながら、伝承に伝わる妖しに文豪の怪奇物語や現代作家による幽霊小説の舞台を訪ねるエッセイ。観光ガイドではなく生活者のそぞろ歩きの風情のテンポが心地良い。怪談は水場と縁があるだけに大小の川と関係する章が特に印象強し。