カーニヴァル

ひとつの映画の内のミュージカルシーンだけで構成されたような脈絡が薄いプロットというのは、事前に公式サイトから得た情報から予想できたことだったが、それらにアクセントを付けるためのアクション(華奢な美少女に体重の載った戦闘術を行わせている判断はバランス感覚が良い)や舞台美術に小道具といった各要素のセンスに統一性がみられるために不思議と落ち着いて観ることができた。きらびやかさだけで売るタイプの作品があってもいいと思える。