PSYCHO-PASS

市民に潜在する犯罪因子を数値化するようになった近未来都市が舞台。設定の小出しぶりが相当にスマートに出来ており、プロデュース性の強さに好感が持てる初回だった。映画「ブレードランナー」にオマージュした雨のそぼ降る電子光の目立つスラムという背景美術も力が入っていて、全体的な丁寧さでは今期トップクラスに感じた。天野明のキャラクターデザイン原案で社会派視点のディストピアものに斬り込むミクスドテクスチャぶりも当初よりもずっと効果的に働いており、十分に毎週の見応えが期待できそう。