ギルティクラウン

ラノベ原作じゃないのに実にラノベ調な脚本。モノローグ中の説明要素が多すぎて世界観の広がらなさにあまり興味が持てそうになく思ったが、主人公の少年が自己判断モラトリアムに区切りを付けて超常の力を得るクライマックスではそれまでの青臭い語り口がはじける効果のカタルシスが生まれていて、それまでの踏み出せなかった行動からの一歩を決意する瞬間に感情移入することができた。自分にとっては想定ターゲット層の照準が若すぎる企画だが、SF要素が濃いこともあり視続けることはできそう。