木曜日だった男 -一つの悪夢-

木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)

木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)

ミステリーシリーズ「ブラウン神父」の作者チェスタトンの陰謀活劇長編。二つの大戦を後に控えた時代の投影もなくもないが、基本、単純明快に奇想天外なアイデアとテンポの速い展開を楽しむ読み口。キャラ描写の多彩も鮮やかだし、スパイスとして投入された幻想小説風味も印象的。